Art&Culture
2019.08.07

【川崎市立日本民家園】古民家が立ち並ぶ博物館で、日本の伝統文化を体験

約3万平方メートルの広々とした敷地内に点在する古民家は、国指定の重要文化財7件を含む全25件。川崎市立日本民家園は、緑豊かな生田緑地の一角に広がる屋外型博物館です。神奈川県内はもとより、広く日本各地から集めた民家、水車小屋、船頭小屋、高倉、農村歌舞伎舞台などを展示しています。
その一部をご紹介しましょう。

まずは長野県佐久穂町から移築された佐々木家住宅。普請帳や記録によって、1731年に建築されたことや、千曲川の氾濫の影響で移築したことなど、家の歴史がわかる重要な民家です。客用の便所や風呂を備えていることからも、佐々木家は村内で相当な地位についていたことがわかります。

岐阜県の白川郷とともに合掌造で知られる、富山県の五箇山から移築された江向家住宅。合掌造という呼び名は、急勾配の大屋根が手を合わせた形に見えることから名付けられたもの。2階、3階は養蚕などに使われていました。

こちらは、山梨県甲州市から移築した広瀬家住宅の内部。居間には床板を張らず、地面の上に茅束とむしろを敷いた「土座」が特徴です。

神奈川県川崎市中原区小杉陣屋町に所在した大地主「原家」の主屋。部屋によって壁土の色・天井の高さが異なり、格式の高い部屋ほど天井が高くなっています。

原家住宅の座敷では、春と秋に期間限定で古民家カフェが開店。100年の名家の座敷で、薫り高いこだわりのコーヒーやお菓子などをお召し上がりいただけます。
*開催日程はHPでご確認ください。

こちらは1857年(江戸時代末期)に建てられた旧船越の舞台。直径三間(5.4メートル)の回り舞台、スッポン(せり上がり)のある花道など、歌舞伎芝居のために必要な設備を備えています。
民俗芸能公演の会場として実際に使用されることもあり、江戸時代の芝居小屋の賑わいを体験できる貴重な建物です。

夏に開催する「納涼民家園」や、お正月(1月4日)に開催する「お正月をあぞぼう!」では、浴衣、甚平、着物を着て入園すると入園料が無料になるうれしい特典もあります。和装で園内を散策すれば、気分もより盛り上がるはず。

わら細工、はた織り、竹細工などを学ぶことができる「民具製作体験講座」も開催。興味のある方はHPをチェックしてみてください!

 

SPOT INFO

川崎市立日本民家園

江戸時代を中心に25の建物を移築・展示している古民家の野外博物館です。いずれも文化財に指定された建物の中には、その土地や家に伝わる民具を展示。昔にタイムトリップしたような雰囲気を味わうとともに、桜や紅葉など四季折々の自然も併せて楽しめます。古民家を会場にむかし話や芸能公演、各種体験講座など数多くの催しを実施。本館では建物について学べる展示や企画展示などがご覧になれ、伝統工芸館では伝統的な藍染めを気軽に体験することができます。

  • ショップ・スポット名
    川崎市立日本民家園
  • 住所
    神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-1
  • 電話
    044-922-2181
  • 営業時間
    3月~10月 9:30~17:00/11月~2月 9:30~16:30 休園日:月曜日(祝日の場合は開園)、祝日の翌日(土・日・祝日の場合は開園)、年末年始(12/29~1/3)、臨時休園日あり
  • 駐車場
    140台
  • 予約
    団体(20名以上)は要予約。藍染め体験は予約推奨。
  • 平均利用額
    【入園料】一般500円、高校生・大学生・65歳以上の方300円(いずれも要証明書)、中学生以下・川崎市在住65歳以上の方 無料(要証明書) ※団体料金あり
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