Art&Culture
2019.08.09

ポーラ美術館のコレクションの中から3つのテーマに沿って名作を展覧

 

(TOP画像)ピエール・オーギュスト・ルノワール《レースの帽子の少女》1891年

 

ポーラ美術館のコレクションの中から、3つのテーマに沿って絵画、版画、ガラス工芸、化粧道具、彫刻等を展示します。

 

Ⅰ.美のハーモニー
ポーラ美術館では、19世紀後半から20世紀にかけて描かれた女性像を多数収蔵しています。流行のファッションで着飾り、夢みるようなまなざしを投げかけるルノワールの少女像。ヨーロッパ留学からの帰国後、日本やアジアの美へと目を向け始めた藤島武二や梅原龍三郎の女性像。そして身体の優美なラインと柔らかな肌が際立つ裸婦像など、洋の東西を問わず多彩な女性像が生み出されてきました。個性豊かで魅力的なモデルたちのポートレートや、女性を美しく彩るための化粧道具など、「美」をテーマとしてコレクションから名品を選りすぐりました。ファッションや身ぶり、まなざしや表情、人間の身体に宿るありのままの美しさなど、多彩な「美」が織り成すハーモニーをお楽しみ下さい。

Ⅱ.ドガのバレエ
ここではバレエなどの舞踊や、それに伴う身体表現をテーマとした作品をご覧いただきます。バレエと深く関わりのある画家として、真っ先に思い浮かぶのはドガでしょう。ドガはオペラ座に足しげく通い、舞台上の踊り子の姿だけでなく、彼女たちの稽古や休息の場面を、大胆な構図を用いて繰り返し描きました。『ドガ・ダンス・デッサン』に収録された、ドガの素描をもとにした挿絵からは、踊り子や裸婦の一瞬の動きや、身体の造形美に対する画家の関心をうかがうことができます。女性たちの優美な動きの表現は、ドガの彫刻作品にも活かされただけでなく、ラリックらによるガラス工芸品においても重要な主題となりました。

Ⅲ.花のシンフォニー
ここでは、絵画とガラス工芸の作品から、さまざまな花の表現をご紹介いたします。19世紀後半、ヨーロッパを席巻した園芸ブームのなかで、ガレは自ら数多くの花を育てて観察し、生涯にわたって花をモティーフとした作品を制作しました。ガレは、花が咲き誇る様子だけでなく、次第に朽ちゆく姿にも美しさを見出し、表現しています。モネもまた、ジヴェルニーの自邸の庭に睡蓮の池を造成し、季節や時間によって異なる表情を見せる水面と睡蓮の花を見つめ、繰り返し描きました。一方でルドンは、現実には存在しない花をしばしば描きました。緑色の花弁やピンク色の葉など、不思議な造形を見せる花々は、重力から解き放たれたように茎を伸ばし、幻想的なさまを醸し出しています。

 

ポーラ美術館 コレクション名作選
[日時]8月10日(土)~ 12月1日(日)9:00〜17:00(最終入館は16:30)
※会期中無休
[会場]ポーラ美術館 展示室4・5
[料金]大人¥1,800、シニア割引(65歳以上)¥1,600、大学・高校生¥1,300、中学生以下無料
[主催]公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
[問合せ]0460-84-2111

 

 

SPOT INFO

ポーラ美術館

ポーラ美術館は「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトに、2002年に神奈川県箱根町に開館いたしました。ポーラ美術館のコレクションは、ポーラ創業家2代目の鈴木常司が40数年間にわたり収集したもので、西洋絵画、日本の洋画、日本画、版画、東洋陶磁、ガラス工芸、古今東西の化粧道具など総数1万点にのぼります。箱根の自然と景観に配慮した建物は、高さを地上8mにおさえ、建物の多くを地下に置き、森に溶け込むような形にしています。また、富士箱根伊豆国立公園内という豊かな自然をより楽しんでいただくため、2013年7月に遊歩道をグランドオープンしました。ブナ・ヒメシャラが群生する森で、美術作品とあわせて自然散策もお楽しみ頂けます。

 

モネ、ルノワールなど印象派を中心とした西洋絵画のコレクションは日本最大級。箱根という観光地にありながら、本格的な美術作品をゆったりと鑑賞していただけます。こだわりのひとつとして、展示室の照明は、印象派の作品が美しく鑑賞できるよう「7月のパリの夕暮れ」に設定しています。ほかにも、毎回の企画展テーマにあわせてオリジナルグッズやレストランのコースメニューを刷新するなど、展覧会や季節ごとに訪れても飽きずに楽しんでいただけます。光あふれる建築空間で、豊富なコレクションや、現代で第一線で活躍するアーティストの作品にふれるひとときをお過ごしください。

  • ショップ・スポット名
    ポーラ美術館
  • 住所
    神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
  • 電話
    0460-84-2111
  • 営業時間
    【開館時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)、年中無休(展示替えのため臨時休業あり)
  • クレジットカード
    可(VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners、銀聯)
  • 駐車場
  • 平均利用額
    【入館料】大人¥1,800、大・高生¥1,300、中学生以下:無料 ※利用料など詳細は公式HPよりご確認ください。
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