Art&Culture
2019.09.06

新しくなった展示室で。ピカソ・コレクションの数々をピカソの言葉とともに

 

(TOP画像)《猫のいる静物》10月23日−11月1日 油彩、キャンヴァス©2019 – Succession Pablo Picasso – BCF(JAPAN)

 

ピカソ館は、20世紀を代表するスペインの芸術家パブロ・ピカソの作品を専門に紹介するために、1984年に開館しました。以来、陶芸を中心とした319点のピカソ・コレクションを順次公開しています。リニューアル後のピカソ館では、テーマ展示「ピカソの挑戦〜かたちの変貌〜」を開催。絵画、陶芸、彫刻など様々な素材や手法で“形”に挑んだ創作活動を、ピカソが残した言葉と合わせて紹介します。新しくなった展示室で、ピカソ・コレクションの数々をお楽しみください。

 


ピカソ館内観 ©2019 – Succession Pablo Picasso – BCF(JAPAN)

 

《ピカソ・コレクション》
彫刻の森美術館所蔵のピカソ作品は300点余りを数えます。ピカソの娘であるマヤ・ピカソから購入した陶芸作品188点を中心に、絵画や彫刻、タピスリー、ジェマイユ、金銀オブジェなど多様な技法の作品が揃っています。ピカソは常に、「すべては形になってあらわれる」*と確信していました。そして、形そのものの魅力や、その形の変化がもたらす驚きと興奮が創作活動の原動力となりました。当館のピカソ・コレクションからは、様々な手法を駆使して形を変容させ、未知なる形象をとらえようとしたピカソの挑戦が感じられます。

 

1 ピカソの挑戦
ピカソは絵画において、スタイルの創造と破壊を繰り返しながら、イメージの変容と豊穣な成果を求めました。主題となったのは、自身をとりまく現実の世界です。また、油彩画をジェマイユやタピスリーに作り直すなど、素材を変えることによって作品に新たな魅力を加えました。

2 さて、またやってみよう!
ピカソが陶芸を試みるのは65歳のころからで、土と釉薬が火をくぐることで変貌する、絵画と彫刻の要素を合わせ持ったその表現方法に熱中します。主題は広範囲にわたり、ひとつの形が別の形態をもたらす連想的なイメージが生み出されました。

3 かたちの変貌
ピカソは、イメージを陶器よりももっと丈夫な素材で表したいと望み、金属を使った制作を試みます。版画においては、ひとつの作品が出来上がっていくなかで、原版自体に様々な修正を加えながらそのつど刷りを試み、イメージを追求することもありました。その結果、最終的な段階が必ずしも作品の完成を意味するものでもなく、イメージを多様に変形させていく過程そのものが重要となったのです。

 

ピカソの挑戦〜かたちの変貌〜
[日時]7月27日(土)〜2020年3月(予定)
[開館時間]9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで、年中無休)
[会場]彫刻の森美術館 ピカソ館
[料金](入館料のみ/個人)一般¥1,600、大学生・高校生¥1,200、中学生・小学生¥800、(障害者手帳をお持ちの方)一般¥1,000、大学生・高校生¥700、中学生・小学生¥500
※「毎週土曜日はファミリー優待日」保護者1名につき小・中学生5名まで無料ご招待です。
[TEL]0460-82-1161(彫刻の森美術館)

 

 

SPOT INFO

彫刻の森美術館

四季折々の雄大な自然が楽しめる箱根。彫刻の森美術館は、その大自然を生かして1969年に開館した、国内ではじめての野外美術館(オープンエアーミュージアム)です。箱根の山々が望める7万㎡の緑豊かな庭園に、近・現代を代表する彫刻家の名作約120点が常設展示されています。お気に入りの作品をじっくり眺めたり散策気分でのんびり歩いたり、思い思いに芸術とふれあうことができます。また、世界有数のコレクション300点余りを順次公開しているピカソ館をはじめ、室内展示場や天然温泉の足湯もあり、心豊かな憩いのひとときを過ごすことができます。

  • ショップ・スポット名
    彫刻の森美術館
  • 住所
    神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
  • 電話
    0460-82-1161
  • 営業時間
    9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで) 年中無休
  • 駐車場
    有(有料)
  • 平均利用額
    【入館料】一般¥1,600、大学生・高校生¥1,200、中学生・小学生¥800 *「毎週土曜日はファミリー優待日」保護者1名につき小・中学生5名まで無料ご招待です。
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