Art&Culture
2019.11.25

マティスの《ジャズ》、閑右衛門の《丘の上》…絵画の中に音をみる、色をきく

 

(TOP画像)朝井閑右衛門《丘の上》1936年 油絵具、カンヴァス 神奈川県立近代美術館蔵

 

音は目には見えませんが、美術作品には音を視覚的に表現したものがあります。絵の中の人物が楽器を演奏したり、楽譜や音楽記号をモチーフにしたものや、楽曲のようなタイトルがついた作品もあります。自然を描いた作品からは雨や風の音が、街を描いた作品からはざわめきが聞こえてくるようです。絵の中の色と形の響きあいは、音楽のハーモニーやリズムにも似た感覚を私たちに届けてくれます。本展では神奈川県立近代美術館の所蔵品より、音や音楽を感じることができる多様な作品を紹介します。

 


アンリ・マティス『ジャズ』《イカロス》 1947年 ステンシル、紙 神奈川県立近代美術館(山口蓬春文庫)蔵

 


青山義雄《聖なる歌》1925年 油絵具、カンヴァス 神奈川県立近代美術館蔵

 

《展覧会の見どころ》
1. マティスの版画シリーズ『ジャズ』
アンリ・マティスの切り絵による原画をもとに、ステンシルという版画技法を使ってこのシリーズは制作されました。音楽のジャズに触発され、ユニークなモチーフと大胆な造形力、鮮明な色彩によって、にぎやかなジャズのイメージを見事にとらえています。本展ではシリーズ全20点の中から5点を選んで展示します。

2. 朝井閑右衛門の大作《丘の上》
本展のタイトル「音をみる、色をきく」を象徴する作品と言え、1936年の文展鑑査展で文部大臣賞を受賞した幅約3.5メートルの大作、朝井閑右衛門の《丘の上》を展示します。楽器を演奏するピエロやアルルカンの姿にはピカソやドランの影響が見られます。

 

コレクション展「音をみる、色をきく 美術が奏でる音楽」
[日時]9月21日(土)〜12月25日(水)9:30〜17:00(最終入館16:30)
[会場]神奈川県立近代美術館 葉山 展示室1
[休館日]月曜日
[料金]一般¥250、20歳未満・学生¥150、65歳以上¥100、高校生¥100、中学生以下無料、障がい者手帳等をお持ちの方(および介助者原則1名)無料
[主催]神奈川県立近代美術館
[問合せ]046-875-2800(神奈川県立近代美術館 葉山)
「カイ・フランク」展をご覧の方は、同展の観覧券で同日に限りコレクション展「音をみる、色をきく 美術が奏でる音楽」もご覧いただけます。
※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:12月1日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は割引料金(65歳以上の方を除く)でご覧いただけます。また同日は、会話を楽しむ日「オープン・コミュニケーション・デー」となりますので、小さなお子様連れの方も、遠慮なくご覧ください。
*その他の割引につきましてはお問い合わせください。

 

 

SPOT INFO

神奈川県立近代美術館 葉山

葉山館は、神奈川県立近代美術館の3番目の建物として2003年3月に竣工、10月に開館しました。天井高や照明環境に変化をつけた展示室のほか、資料の収集と情報の発信拠点を目指す美術図書室、視聴覚設備のある講堂、保存技術の粋を集めた収蔵庫など、多様な施設を備えた美術館となっています。生活の中で美術館に親しんでいただけるよう、エントランスホールから中庭、レストラン、ミュージアムショップ、庭園、さらに地下1階の美術図書室などは、観覧料なしでご利用いただけます。

(写真2枚目/葉山館レストラン)©Norihiro Ueno
(写真3枚目/葉山館エントランス)Kijuro Yahagi©

  • ショップ・スポット名
    神奈川県立近代美術館 葉山
  • 住所
    神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
  • 電話
    046-875-2800(代表)
  • 営業時間
    9:30〜17:00(最終入場16:30) 【休館日】月曜日(但し祝日および振替休日の場合は開館)、展示替期間(但しレストランと駐車場は月曜を除き営業)、年末年始
  • 駐車場
    有(収容台数48台、身障者専用2台、バス3台の計53台) 【有料駐車場営業】8:30〜18:00(最終入庫16:30) ※料金は美術館HP等でご確認ください。
  • 平均利用額
    【観覧料】(コレクション展)一般¥250、20未満と学生¥150、65歳以上¥100、高校生¥100 ※企画展の観覧料は展覧会によって異なります。 ※「国際博物館の日」と「文化の日」は特別に無料開館となります。
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