クラシカルな香りに包まれて、ユニークなカフェを
日本新聞博物館や放送ライブラリーが入る複合施設「横浜情報文化センター」。昭和4年に建てられたクラシカルな建物の2階には、建物の雰囲気に馴染んだエレガントなカフェがある。天井高や重厚感のある柱をいかしながら、壁や天井にレリーフを施し、1930年のパリのカフェを再現している。しっとりとした上質な空間で、ちょっとユニークなカフェメニューを楽しんでみた。
気難しいパリの記者たちが気分に合わせて飲めるよう、エスプレッソとフォームミルクを別々にサーブする「記者たちのカフェ」(680円)。たっぷりダブルサイズなので、少しずつ混ぜて好みの濃さを探してみては。6種類のフレーバーが揃う「マカロン」(各220円)はテイクアウトOK。
弁舌軽やかな弁護士にはアドヴォカート(卵のリキュール)を添えた「弁護士たちのカフェ」(680円)。気付けの一杯を欠かさない裁判官にはオレンジリキュールを添えた「裁判官たちのカフェ」(680円)。ユニークとも皮肉ともとれる発想には脱帽するしかない。ちなみに一番人気は、オレンジリキュールの香りが爽やかな「裁判官たちのカフェ」だそう。
店内の雰囲気にマッチする、クラシカルなフォルムのエスプレッソマシーン。イタリアで1世紀以上の伝統を持つメーカーのもので、上部でカップを温められるなど実用性にも優れている。