横浜みなとみらい21

Art&Culture
2020.08.06

みなとみらい新高島地区が散策の楽しい「アーバンミュージアム」に!?

 

現在、急ピッチで開発が進んでいる、みなとみらい新高島地区。建蔽率を抑え、容積率をボーナスし、20%の面積を市民へ開放する等のルールが効果を発揮し、市民に開かれ、工夫をこらし美しくデザインされた建築群の街が誕生しつつある。ところが、街全体を見渡すと、この地区を楽しみ、散策するようなネットワークされたルートがないことに気づく。いくつかの軸線は設けられているので、近い将来は展開するかもしれないが、それにしても街としての親密さが感じられない空間が続く。

今回、私たちは、こういった場所に建築的な表情をもつアートインスタレーションを挿入することを試みたい。インスタレーションの都市への挿入は、プロセスそのものが、見る人がそれまで気づかなかった都市の構造や仕組みをディスクローズしてくれる。「空き地」や「眠っている場所」は役に立たず、生活に関係のない場所だと思われがちだが、そういった場所にこそ、都市の新しい可能性が隠されている。それまで他人の領域には無関心な、ここで働く人、訪れる人が、都市の中に自らの場所を見つけ、都市に住まわされているのではなく、都市に積極的に棲んでいこうとすることを、このプロジェクトから感じることができるはずである。川俣氏は世界中の様々な都市空間でプロジェクトを行い、常に新しい視線を街になげかけてきた作家である。氏のプログラムに携わった人たちは、大きな影響を受け、その後、各人自ら積極的に都市に関わっていく。

このアートプログラムは、「ヨコハマトリエンナーレ2020」と連動し、トリエンナーレの2会場とは徒歩圏内である。また、資生堂や日産等、市民との共有を深く考慮した建物群やみなとみらい地区に数多く点在するパブリックアートを繋いでいく事も試みたい。この地区全体を「アーバンミュージアム」として位置付け、都市に棲む人が自由に楽しめる散策路を構築したい。

 

 

BankART Life VI
「都市への挿入」川俣 正
[日時]9月11日(金)〜10月11日(日)11:00〜19:00
[休廊日]木曜日 ※10/8を除く
[会場]BankART Station、みなとみらい地区、R16 studio
[料金]¥1,000(単独パスポート)
[主催]BankART1929
[共催]横浜市
[問合せ]045-663-2812(BankART1929 office)
[メール]info@bankart1929.com

 

 

SPOT INFO

BankART Station

2019年2月にみなとみらい線「新高島駅」館内に誕生したアートスペース。
以前、海岸通りにあった「BankART studio NYK」をリレーする施設です。
展覧会、パフォーミングアーツ、ブックショップ、カフェ等を行っています。
〈アクセス〉みなとみらい線「新高島駅」下車

  • ショップ・スポット名
    BankART Station
  • 住所
    神奈川県横浜市西区みなとみらい5-1 新高島駅地下1F
  • 電話
    045-663-2812
  • 営業時間
    【営業時間】11:00~19:00【休館日】年末年始
  • 平均利用額
    展覧会ごとで異なる
  • URL