器との一期一会を楽しみ、日常に寄り添った1枚を手元に
JR鎌倉駅、江ノ電鎌倉駅から徒歩4分ほど。
観光客で賑う「小町通り」とは雰囲気を異にする「御成通り」。グルメやファッションなどこだわりのあるお店が点在していて、こちらも散策しがいがある場所です。
その通り沿いに佇むのが「うつわ祥見 onari NEAR」。
陶器、磁器、ガラス、漆…とジャンルは幅広く約50名の作家ものを取り扱う、器のお店です。
常設展示で、常に30名ぐらいの作家さんの作品が並んでいます。壁や机に置かれた器を手に取ってみたり、じーっと眺めてみたり、料理と合わせたらどんな感じかな?と想像してみたり…
器と向き合う時間はとても楽しいひとときです。
日本の木を使った美しい漆の器も紹介されています。
作者の矢澤寛彰さんは鎌倉で制作されている漆作家。漆は使い込むほどに味わいが増す一生ものです。漆は一般に高価なものと言われていますが、本物の漆の器は、作家さんに塗り直しをお願いできるので、より丁寧に、深く長くお付き合いができます。
販売されている器は、どれもこれも、それぞれに味わいがあり、作家ものならではの美しさに満ちています。
セレクトしている器は、日常使いできる器が基本。
毎日使いたくなる、手に馴染む器の数々が美しく並べられている”さま”も楽しんでみてください。
スタッフの方に伺った「器の素敵なエピソード」をひとつご紹介させてください。
『湯飲みを購入したおばあちゃんが「この湯飲みで薬を飲むと、本来なら苦痛な薬を飲む時間も楽しくなるのよ」っておっしゃったんです。器に触れて、丁寧に向き合うことで心が落ち着く、そんな作用も器にはあるんだと思います。おうち時間のちょっとした充実に器が一役買ってくださっているお話を伺って、とても嬉しくなりました』
とのこと。素敵なエピソードですよね。
そんな風に器との出会いも一期一会。
自分に寄り添った器をぜひとも見つけてみて。