横浜みなとみらい21

Art&Culture
2020.12.04

一柳慧の神奈川芸術文化財団芸術総監督就任20周年を記念したコンサート

 

(TOP画像)東京フィルハーモニー交響楽団 ©︎上野隆文

 

*ご来館にあたり「ご来館の皆さまへのお願い」をご確認ください。

 

Who is Toshi?
一柳慧とは何者か。

 


一柳慧 ©︎Koh Okabe

 

常に先端を走り続けてきた前衛作曲家にして、古典から現代までを横断するピアニスト、日本におけるジョン・ケージの紹介者にして、さまざまな企画を手掛けるオーガナイザー。あるいは・・・。

2020年、彼は、神奈川芸術文化財団の芸術総監督就任20周年を迎えた。しかし、この年は一方で、人類がコロナ禍に覆われた点において、忘れがたい年号でもある。不運?いや、この二つが重なったことはある意味で象徴的にも思える。というのも、これまで音楽と自然のかかわりを考え続けてきた一柳にとって、「作曲」とは、人間社会が自らの脆弱さを乗り越えるための知見を探る行為でもあるからだ。ゆえにToshi伝説、この名のもとに開催される二つの音楽会では、コロナ禍という状況を音楽から照らし出す、きれいごとではすまない空間が現出するに違いない。

まずは神奈川県民ホールにおける管弦楽撰集。冒頭、鈴木優人が「作曲家」として新作のファンファーレを披露したあと、一柳の代表作が3曲。「ビトゥイーン・スペース・アンド・タイム」、そして成田達輝がソロを務める「循環する風景」はもちろんだが、とりわけ東日本大震災と並行して書かれた「交響曲第8番 リヴェレーション2011」は、現今の状況とどう響きあうのか。

一方、神奈川県立音楽堂で行われるのは「エクストリームLOVE」と題されたマラソン演奏会。第一部では、自身がピアノを担当する「クロイツェル・ソナタ」や武満徹「一柳慧のためのブルーオーロラ」など、一柳慧という存在を形成した様々な要素が並べられる。第二部は三味線の本條秀慈郎ほか邦楽界の若手ホープをフィーチャー。邦楽器の世界が、実は一柳の隠れた核であることが明らかになろう。そして第三部では、記念碑的なシリーズ「ピアノ音楽1~7」を河合拓始が音響化。予想外のハプニングが起こる気配も・・・。

この2日間に駆けつけた幸運な聴衆は、新たなToshi伝説が爆誕する様子を目の当たりにするはずだ。

 


鈴木優人(指揮) ©︎Marco Borggreve

 


成田達輝(ヴァイオリン) ©︎Marco Borggreve

 

「Toshi伝説」
共鳴空間(レゾナント スペース)
一柳慧芸術総監督就任20周年記念
[日時]2021年2月13日(土)15:00〜(14:00開場)
[会場]神奈川県民ホール 大ホール
[出演]鈴木優人(指揮)、成田達輝(ヴァイオリン)、東京フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)、一柳慧(作曲&総合プロデュース)
[曲目]鈴木優人:新作ファンファーレ(委嘱作品・初演)、一柳慧:ビトゥイーン・スペース・アンド・タイム、一柳慧:ヴァイオリン協奏曲「循環する風景」、一柳慧:交響曲第8番「リヴェレーション2011」
[料金](全席指定)一般¥4,000、一柳シート(24歳以下・学生)¥0
※一柳慧が学生の皆様をご招待します。チケットかながわにて事前申し込みが必要です。
[チケット販売]チケットかながわ TEL.0570-015-415(受付時間10:00〜18:00)
[主催]神奈川県民ホール
[問合せ]0570-015-415(チケットかながわ/受付時間10:00〜18:00)

 

 

SPOT INFO

神奈川県民ホール

1975年、山下公園・横浜港・中華街などの恵まれた環境の中、全国屈指の大型文化施設として、また国際レベルの音楽、舞台芸術、そして美術に親しむ空間として誕生。世界で活躍するアーティストを中心に、充実した公演を開催し、芸術文化の創造と振興につとめています。

  • ショップ・スポット名
    神奈川県民ホール
  • 住所
    神奈川県横浜市中区山下町3-1
  • 電話
    045-662-5901
  • 営業時間
    開館時間:9:00〜(閉館時間は公演による)
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