ヨコハマの街から、新しいダンスのカタチを発信!「Dance Base Yokohama」
アートな空間に潜入!
YOKOHAMA ART SPOT FILE
ダンスを身近に感じられる場所!
Dance Base Yokohama
ダンス文化が根付いた街ヨコハマに、2020年6月、新たなパフォーミング・アーツの拠点「Dance Base Yokohama(ダンスベースヨコハマ)」(通称 DaBY/デイビー)が誕生。
DaBYは、ダンサー育成や創作のサポート、他ジャンルのクリエイターとの交流の場、そしてトライアウト(試験興行)やトークイベントの開催など、ダンスを巡る多くの人々が垣根なく集えるプラットフォームとなることを目指した新しいタイプのダンスハウスです。
エントランス
(C)Koichi Torimura
気軽に見学できるよう、ひらかれたエントランス
DaBYが入るのは、みなとみらい線馬車道駅直結、横浜市認定歴史的建造物である「旧横浜 生糸検査所附属生糸絹物専用B号倉庫及びC号倉庫」を復元した商業・文化施設「KITANAKA BRICK&WHITE」。
アクティングエリア
(C)Koichi Torimura
「Box in Box(ボックスインボックス)」に構成された空間設計
「正面のない舞台」で、それぞれの場所から、空間を生かしたパフォーマンスを観て楽しめます!
大扉
(C)Koichi Torimura
扉部分を収納スペースとしても活用!
創作展示
創作プロセスを作品にし、展示形式で一般公開
一般市民やダンスファン、学生が気軽に立ち寄れる!
アーカイブエリア
(C)Koichi Torimura
コンテンポラリーダンスというと、なんだか敷居の高い気がしてしまうのですが、こういったエリアがあると、ダンスに親しみが持てて、理解を深めるきっかけになりますよね。
アーカイブエリアからは、ダンサーの貴重な練習風景などを見られる機会も!
ダンス初心者も、ダンスを目指す人も、垣根なく集う場所でもあります。
【イベントの様子】
プロラボ
(c)金子愛帆
プロのダンサーを対象としたワークショップ
ダンサーによるトークショー
(c)金子愛帆
DaBYで開催されるワークショップやトライアウト公演、トークイベント等について、詳しくはDaBYホームページでご確認を!
※DaBYをご利用いただくためには、「DaBYメンバーズ」への登録(無料)が必要です。
DaBYで公演をされたダンサーの方々のサイン
温かみを感じます♪
DaBYが掲げる2つのコンセプト、気軽にコンテンポラリーダンスに触れる機会を提供する『ダンスをひらく』、様々な企画を開催することでダンス文化への理解や普及を促す『ダンスと社会をつなぐ』、そしてオープンな空間設計が、従来にはなかった役割を担う文化施設としての可能性が大きいと評価され、2020年10月、2020年度グッドデザイン賞 (主催:公益財団法人 日本デザイン振興会) を受賞!
【ここもチェック!】
BRICK North 1Fの床下では、建物復元時に見つかった、蚕蛾の紋章やレンガなどの資材を、保存展示
今回の取材では、著名なダンサー、ハラサオリさんのトライアウトを観せていただき、人の体ひとつで、こんなにきれいに表現できるんだ、と、一つ一つの動きに圧倒され、感動しました。
ダンスというとバレエの公演しか観たことがなかったのですが、コンテンポラリーダンスを間近に見て、興味を感じました。
歴史的に貴重な建物の中で、新しい文化が生まれて、共存・発展しあっていることを感慨深く思いました。
今後も、都市と共に、ダンス文化もますます発展していくといいなと思います。