大人の証、寿司カウンターに座って“おまかせで”
江戸前とは違う、横浜ならではの
寿司スタイルにこだわる日本料理店
皆さんは、みなとみらいエリアでカウンターに座って“おまかせ”でにぎり寿司を堪能できるお店があるってご存知でしたか? あるんです! それがこちらの「四季亭」です。横浜ロイヤルパークホテルの68Fに位置するこのお店。広々としたテーブル席側に行くと、息をのむほど素晴らしい最高のロケーションが窓の外に広がっています。
しかし、その絶景を背にしてでも座っていただきたいのがこちらのカウンター席。
目の前のガラスケースには、にぎり寿司になるのを待ちわびるかのように美しく、整然と、新鮮なネタが並んでいます。眺めているだけで、これからどんなものが味わえるのだろう? と期待で胸がふくらみます。
通常“おまかせ”でお願いすると、にぎりの前に5品ぐらいの酒の肴が用意されます。それらをお酒とともにつまんでいると…
目の前で職人さんが山葵をおろし始めます。おろしたての香り高い山葵でいただけるのも、ネタにこだわる良質店ならでは。
そしてついににぎり寿司の登場です。ひとつひとつ丁寧な手仕事で、しなやかな指の動きもパフォーマンスとして眺める価値アリ!
鮮度抜群の寿司ネタが乾かぬうちにさっといただく、それがカウンターに座ってお寿司をいただく者のマナーですよね。と、お話していたら料理長の清田博之さんからやさしいお言葉が。
「この店はね、サッと食べて店を出るという江戸前スタイルとは違って、会話を楽しみながらゆっくりと時間を過ごしていただいていいんです。それが、横浜ならではスタイルなんです。カウンターの奥にある厨房では煮ものや天ぷら、焼き魚などもお作りしていますので、いろんなものをオーダーしてのんびりお過ごしください」と。
さらに、ホテルの68Fにある日本料理店ということでやや緊張気味だったスタッフ一同に「暖簾をくぐったら、そこは私たち職人の舞台です。お客様に緊張させてしまうような空間では、誰も楽しめません。ですからスタッフもお客様との会話を楽しませていただいています。当店は、この明るく和気あいあいとした雰囲気を大切にしていますので、お客様にも気軽にお越しいただきたいですね」と清田さん。
そして最後に。「四季亭」に来店して、お酒を召し上がる方におすすめなのがこちら。
“お月見みたい! ”ですよね。こちらは、にぎり寿司の前に提供される酒の肴の中でも特に人気の高い「たまごの黄身の酒盗」です。70度以下の湯でじっくりと火を通していく、新人さんには決して作ることのできない技ありな一品なのだそう。見た目もきれいですが、お酒と一緒にチビチビつまむには最高の肴です。
時には振り返って横浜の景色を眺めながら…心ゆくまで贅沢なホテル時間が過ごせそうです。