医療マンガの金字塔『ブラック・ジャック』過去最大規模の展覧会「手塚治虫 ブラック・ジャック展」1/16(木)より開催!
500点以上の生原稿から手塚治虫の情熱と執念を大解剖!
顔に傷のある黒ずくめの天才外科医ブラック・ジャックと、彼が生んだ “18歳で0歳” の女の子ピノコ。強力なキャラクターたちが繰り広げる物語は世界を舞台に、人間や生きものの命とそれを救う医療、人としての生きざまや、そもそも「医者は何のためにあるのだ」という根本的な問いにまで至る、数多くのテーマから紡ぎ出されています。
本展は、500点以上の原稿に加え、連載当時の『週刊少年チャンピオン』や1970年代に発行された単行本の200以上のエピソードの直筆原稿が展示される『ブラック・ジャック』史上最大規模の展覧会です。
『ブラック・ジャック』が描かれた昭和のさまざまな出来事に影響を受けた作品や、手塚治虫の情熱と執念が感じられる当時の資料、『ブラック・ジャック』が生まれたときの秘密が解き明かされる証言映像などを多数展示。
世界的に評価されている名作マンガ『ブラック・ジャック』のすべてを余すところなく体感できます。
手塚治虫(てづか・おさむ)
本名・手塚治。1928年、大阪府豊中市生まれ、兵庫県宝塚市で育つ。大阪大学附属医学専門部卒業。医学博士。
1946年に17歳で四コママンガ『マアチャンの日記帳』にてデビュー。翌年、単行本『新寳島』が大ヒットとなり、以来、日本のストーリーマンガの確立に尽くす。また、1961年、アニメスタジオ「虫プロダクション」を設立。1963年、国産初の本格的なテレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』の放送を成功させ、アニメ界にも大きな業績を残す。代表作に『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『火の鳥』『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』等がある。1989年死去。
会場構成
『ブラック・ジャック』は全部で243話ありますが、展覧会全体を見ていただくと、そのすべてが網羅できる形になっています。
第3室が『ブラック・ジャック』というマンガがどんなものなのか、分かりやすくキーワードごとに展示しているのに対し、第4室では「医療マンガ」としての魅力、現代に通じるその社会性を深掘りしています。
■第1室 B・J(ブラック・ジャック)とキャストたち
作品に登場するピノコ、ドクター・キリコ、琵琶丸、本間丈太郎…、ファンの間で一番人気の如月恵など個性豊かなキャラクターたちを作品と併せて展示し、『ブラック・ジャック』が織り成すストーリーをわかりやすく紹介します。
■第2室 B・J 誕生秘話
手塚治虫が『ブラック・ジャック』を生み出すにいたる背景を当時の資料とともに紹介します。
『新寳島』や『鉄腕アトム』の作品資料に加え、手塚治虫の医大時代の資料など、医療と深い関わりがわかる貴重な資料も見ることができます。さらに、『ブラック・ジャック』が初めて登場した記念すべき第一話目の原稿や、本展のために新たに収録した、『ブラック・ジャック』誕生の秘密を解き明かす手塚プロの関係者、出版に携わった編集者などの証言映像を上映します。
当時、型破りとも思われた「医療を描いたマンガを少年誌に掲載する」という手塚治虫の前代未聞の発想の秘密が、展示を通して解き明かされます。
■第3室 B・J 曼荼羅
ブラック・ジャックやピノコ、それぞれのストーリー全体を通しての遍歴、高額請求の謎や、動物のいのちを扱った作品など、主要なテーマごとに作品を展示します。
『ブラック・ジャック』の全体の半分以上の約140 話のエピソードの原稿が並ぶのは史上初、圧巻の展示空間となっており、『ブラック・ジャック』にまつわる疑問を解決したり、裏設定を発見したりと、様々な視点からお楽しみいただけます。
■第4室 B・J 蘇生
今見ても新しい感覚の『ブラック・ジャック』。第4室では手塚治虫の最人気作である『ブラック・ジャック』の魅力を今と当時の視点から探ります。
当時の読者が驚き惹きつけられた‶人体の手術シーン”を現代アート的な視点から鑑賞してみる展示や、第一線で活躍している医療従事者たちもリスペクトする『ブラック・ジャック』を医療の側面から鑑みるコーナー、連載当時のニュース映像とともに『ブラック・ジャック』を読み解くコーナーなどを展開します。
週刊で連載されていた『ブラック・ジャック』には、昭和当時の事件や事象、流行などがストーリーの中に織り込まれています。それらが実際に、どのようにしてマンガに描かれているのか、現代に蘇る『ブラック・ジャック』の魅力が楽しめます。
■「カミカイ」コーナー 全3作品
全会場共通の2作品に加え、横浜会場限定作品『おばあちゃん』を全ページ展示します。
ブラック・ジャックがなぜ高額報酬を請求するのか、患者に何を求めているのか、親子の愛などの深いテーマは、涙なしでは読めない感動作として有名な作品です。ブラック・ジャックの昔からのファン、そして新しいファンの方々にも喜んでいただける、全ページ展示にふさわしい作品として選定いたしました。
展覧会メインビジュアル横浜会場のコピー「それを聞きたかった」の伏線回収としても是非お楽しみください。
手塚治虫 ブラック・ジャック展
■会 場=そごう美術館(そごう横浜店6階)
電話045(465)5515[美術館直通]
■会 期=2025年1月16日(木)~ 2月25日(火) 会期中無休 、事前予約不要
■開館時間=午前10時~午後8時(入館は閉館の30分前まで)
※そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。
■主 催=そごう美術館、NHK横浜放送局、NHKプロモーション
■後 援=神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会、FMヨコハマ
■協 力=イノルト整形外科 横浜院 痛みと骨粗鬆症クリニック
■企画協力=手塚プロダクション
■特別協力=秋田書店
■協 賛=㈱そごう・西武
■入館料(税込)
⚫︎一般1,600(1,400)円、大学・高校生1,400(1,200)円、中学生以下無料
- *公式オンラインチケット[e-tix]にてお求めの方は、事前および会期中いずれも( )内の料金。
- *2024年12月2日(月)~2025年1月15日(水)、そごう美術館にてお求めの方は、( )内の料金。
- *会期中、チケット売場にて[クラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアム アプリ]をご提示の方は( )内の料金。
- *障がい者手帳各種をお持ちの方、およびご同伴者1名さまは入館無料。
⚫︎ペア前売券 2,000円 \ふたりで行こう‼ ひとりで2回もOK‼/
※公式オンライン[e-tix]期間限定販売 販売期間:2024年12月2日(月)~2025年1月15日(水)
■公式オンラインチケット[e-tix] https://www.e-tix.jp/sogo-seibu_bj
©Tezuka Productions
- 開催日
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2025年1月16日(木)~ 2月25日(火)
会期中無休 、事前予約不要 - 施設名
- そごう美術館(そごう横浜店6階)
- イベントURL
- https://www.sogo-seibu.jp/yokohama/topics/page/sogo-museum-tezuka-osamu.html