
魅惑のミニチュア ドールハウスの世界展 世界のアンティーク~現代日本作家の超絶技巧
■展覧会名 魅惑のミニチュア ドールハウスの世界展 世界のアンティーク~現代日本作家の超絶技巧 ■会期 2022 年 4 月 16 日(土)―5 月 15 日(日)*会期中無休
■開館時間 午前 10 時~午後 8 時 事前予約不要 ※入館は閉館の 30 分前まで。
※そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。
■入館料 一般 1,200(1,000)円、大学・高校生 1,000(800)円、中学生以下無料 *( )内は、前売および以下をご提示の方の料金です。
*消費税含む。
[クラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアム アプリ、セブンカード・プラス、セブンカード] *障がい者手帳各種をお持ちの方、およびご同伴者 1 名さまは無料。
*前売券は 2022 年 4 月 15 日(金)まで、そごう美術館またはセブンチケット、ローソンチケット、イープラス、チケットぴあにて
お取り扱いしております。
■会場 そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店 6 階)
郵便番号220-8510 横浜市西区高島2-18-1 電話045(465)5515[美術館直通]
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/
[主催]そごう美術館 [協力]日本ドールハウス協会、箱根ドールハウス美術館 [後援]神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会 [協賛](株)そごう・西武
※新型コロナウイルス感染予防に関する対応につきまして、ご理解・ご協力を賜わりますようお願い申しあげます。
○ご入館前に、そごう美術館ホームページ・会場入口掲示の「ご入館の際のお願い」をご確認ください。 ○展覧会・イベントの中止や延期、一部内容が変更になる場合がございます。 ※最新情報は、そごう横浜店・そごう美術館ホームページをご確認ください。
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■展覧会概要
「ドールハウス」と聞いて何を思い浮かべますか?
人形の家、女の子のおもちゃ…。実はそれだけにとどまら ないのです。日本語でぴったり当てはまる言葉がなく、 「小さい家」が近い訳になりますが、外装だけでなくインテ リアも含め、精巧な再現性を誇るミニチュア文化のひとつ
がドールハウスです。
記録に残っている最も古いドールハウスは、16 世紀、ド イツの侯爵が愛娘のために作ったものといわれています。 マイスターと呼ばれた高い技術者がドールハウスを制作 し、やがて裕福な貴族階級や商人たちのステイタスシン
ボルとなりました。
18 世紀の産業革命により、安価な材料で量産が可能 になると一般の人々にも広まり、趣味として玩具として 人気となっていきます。長い歴史を経て世界中で愛され てきたドールハウスは、美術工芸品としてだけではなく、 当時の暮らしを伝える文化遺産としても大変価値の高
いものといえます。
日本でドールハウスが一般的に知られるようになったのは
1970 年代頃で、歴史は浅いのですが、現代作家の技術は世界的にも大変評価が高く、豊富なバリエ ーションが特徴で、個性豊かなミニチュア作品が次々と誕生しています。 本展では、日本ドールハウス協会の現代作家の代表作および新作、ノエカフェ・一色美世子コレクション、 箱根ドールハウス美術館のアンティークコレクションなど約 80 件にて、ドールハウスの魅惑の世界をご紹介 いたします。
日本ドールハウス協会 – Japan Dollshouse Association (dollshouse-association.jp) 箱根ドールハウス美術館 (hakonedollhouse.jp)
展示構成
第1章 イギリス ヴィクトリア朝時代のドールハウス 栄華と闇 ◇箱根ドールハウス美術館所蔵作品 第2章 世界のドールハウス ◇箱根ドールハウス美術館所蔵作品
第3章 現代日本のドールハウス
【出品作家】 日本ドールハウス協会 あいさわかずこ/秋山利明/内川由利子/遠藤大樹/小川富美子/郭桄甄/鎌田隆志/河合行雄/ 倉田吉実/倉林進/島木英文・啓子/〆野美/下條美枝/芹沢陽子/高梨匠/高橋起弥/高橋弘美/ 辰已惠/土屋靜/友岡雅子/中野佳子/服部香/BamBi/福澤博美/藤坂恵/みつもとみちこ/ 森田奈奈/八柳敬子/AMI YAMAGUCHI/ゆりこ (五十音順・敬称略)
【協力】 ノエカフェ・一色美世子コレクション
ミュージアムショップでは、通常よりもスペースを拡大し、さまざまなドールハウスおよびミニチュア 作品の販売を予定しております。
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■展示作品より 【現代日本のドールハウス】_日本ドールハウス協会の現代作家作品
《テディベア・ミュージアム》 倉林進
1994 年から制作が開始された大作。ミュージアムの中の各ショップに置かれたミニチュア作品たちは、 倉林氏のライフワークとして制作が続いています。クマの形をした電話、フォーク、模様など、たくさんの 隠れミニチュアベアがあちこちに。
*公式 http://kurabayashisusumu.com/index.html
この中に 入ってみたい!
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《海鮮居酒屋大漁丸》 河合行雄
店内には生け簀の水槽、一人席やテーブル席、釣りができる船のお座敷席。精巧なお刺身や鍋、 網焼きやビールなどのミニチュアに思わず笑みがこぼれます。
*ミニ厨房庵 https://minityuan.ocnk.net/
海外でも 大人気!
《サロン》 小川富美子
子供の頃より手芸が大好きで、様々な手芸を楽しんできました。結婚し、4 人の子育ての中で子供 達を寝かせた後の 1 時間と早朝の 1 時間を私の時間と決めて、人形や、子供達の洋服、おもちゃ を作り、子供達が成長してからは、いつしか私の作りたいドールハウスを作るようになってきました。私が ハーフサイズ(24 分の一)にこだわるのは、子供の頃デパートで 1 つずつ買ってもらった家具がこのサ イズで、それがとても楽しみだったからです。ドールハウスには人形を入れない方が多いのですが、その部 屋に合った衣装を着せた人形を作るのも楽しみです。人形を入れると不思議と物語が生まれます。
*公式 http://ogawafumiko.com/
憧れの ドールハウス!
(公式 HP より)
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《長江家住宅》 島木英文・啓子
奥行き、気配、空気感のある作品が作りたくなり、京都の町家に挑戦しました。「長江家住宅」は、 京都市の指定有形文化財にも指定されており、TV や映画のロケにもよく使用されています。 典型的な職住一体の京都室町呉服卸商家の佇まいを今に伝えています。(公式 HP より) *公式 http://www5a.biglobe.ne.jp/~tonta/25kyouto%20nagae.html
《信州こもろ酒店》 土屋靜
信州小諸。今も現存しそうな懐かしい酒屋さん。昔の酒屋さんは お酒のほか、味噌や醤油、塩なども販売していました。
≪ロビンソン≫ 遠藤大樹
1960 年代のトレーラーハウスをモチーフにした作品。 本物と同じ素材のアルミシートで作ったトレーラーハウ ス、海岸で採った砂や貝殻、プランターで育てたドライ フラワー、錆びた鉄板を小さく切った窓枠など、 こだわりが随所に。
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【世界のドールハウス】_箱根ドールハウス美術館所蔵作品
《キッツ・コティ・ハウス》 1911年、イギリス 幅81×奥行50×高84cm フランス窓にバルコニーという魅力的なハウス。カタログ販売されていた品物で、価格は当時の 値段で 75 ポンド。現在の日本円に換算すると 15 万円以上になり、おもちゃとしては高価な ものでした。優雅なヴィクトリア時代をよく再現しており、人気商品だったようです。
《英国の鉄工場》 制作年不明、イギリス 幅90×奥行72×高71cm ボイラーとエンジンはイギリスの老舗モデル・メーカー製。これは最初セールスマン・サンプルとしてミニチュアが製作されました。 それが評判を呼び、一般模型として製作・販売されるようになりました。展示されているのは、工場の内側ですが、表面には、 “Millwright G.COX & Co Engineers”の看板があります。Millwright(ミルライト)とは、機械の組み立て・修復工場の ことを指します。
これは最初セールスマン・サンプルとしてミニチ ュアが製作されました。それが評判を呼び、 一般模型として製作・販売されるようになり ました。燃料が石炭や重油ではなく、アルコ ールであるということ以外は、本物と同じ構 造、同じ動きをします。
《ダブリン・タウン・ハウス》1840年、アイルランド 幅115×奥行48.5×高125cm この家は今から 100 年くらい前、当時 6 歳だった女の子が、クリスマスの日に、叔母から譲り 受けたものです。ハウスが作られてから、その頃すでに 100 年近くたっていたといいます。もとも とダブリンにある 18 世紀のジョージアン様式のタウン・ハウス として作られたその家には、彼女の前に 3 人のオーナーがい
て、家具は 150 年以上にわたって集められたものです。天 蓋付のベッドや丸テーブルなどは、重厚感のあるマホガニー 製です。
《デニスの家》 1880年、アメリカ 幅106×奥行57.5×高87.5cm 扉を開けると、派手な内装にあっと驚かされます。台所の窓には日本の掛 け軸に扇子。かと思えばトルコの敷物に東洋の壺。メイドは子供にスイスの 子供服を着せていて、とにかく国際色豊かな様子。この家の住人はどんな 人たちなのでしょうか。
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■広報用画像 【画像申込先】 ARTPR https://www.artpr.jp /sogomuseum ※校正は必ずお送りください。 ※キャプション・クレジットを入れてください。
そごう美術館 展覧会チラシ そごう美術館 展覧会チラシ (表) (裏)
■本展のお問い合わせ 【そごう美術館】
〒220-8510 横浜市西区高島2-18-1 TEL:045‐465‐5515 / FAX:045-465-2298 二宮一恵 kazue-ninomiya@sogo-seibu.co.jp 三瓶裕之 hiroyuki-sampei@sogo-seibu.co.jp
《テディベア・ミュージアム》 倉林進(日本ドールハウス協会) _画像その 1
《テディベア・ミュージアム》 倉林進(日本ドールハウス協会) _画像その 2
《テディベア・ミュージアム》 倉林進(日本ドールハウス協会) _画像その 3
《テディベア・ミュージアム》 倉林進(日本ドールハウス協会) _画像その 4
《長江家住宅》 島木英文・啓子 (日本ドールハウス協会)
《サロン》 小川富美子 (日本ドールハウス協会) _画像その1
《サロン》 小川富美子 (日本ドールハウス協会) _画像その 2
《ロビンソン》 遠藤大樹 (日本ドールハウス協会)
《大衆居酒屋大漁丸》 河合行雄 (日本ドールハウス協会) _画像その 1
《大衆居酒屋大漁丸》 河合行雄 (日本ドールハウス協会) _画像その 2
《信州こもろ酒店》 土屋靜(日本ドールハウス協会)
撮影:浅井潤一
《セダーズ・ウッドブリッジ》 19 世紀後半、イギリス 箱根ドールハウス美術館蔵
《キッツ・コティ・ハウス》 1911 年、イギリス 箱根ドールハウス美術館蔵
《ダブリン・タウン・ハウス》 1840 年、アイルランド 箱根ドールハウス美術館蔵
《ダブリン・タウン・ハウス》内部 1840 年、アイルランド 箱根ドールハウス美術館蔵
《デニスの家》
1880 年、アメリカ 箱根ドールハウス美術館蔵
《英国の鉄工場》 箱根ドールハウス美術館蔵 _画像その1
《英国の鉄工場》 箱根ドールハウス美術館蔵 _画像その2
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