【取材記事】ビジネスにアートにエンターテイメント。
多層で知的なコミュニケーションの生まれる場所。
横濱ゲートタワーへ行こう!
みなとみらい初のプラネタリウムを併設することで注目を集めている横濱ゲートタワーが、2022年3月24日に街びらきしました。
宇宙への旅の入口というワクワク感はさることながら、横浜という街の魅力を伝え、ここから生まれる新たなビジネスや文化を発信する「ゲート」でもあります。行き交う人々の有機的なつながりをさりげなく促し、誰もが居心地よく過ごせるようにデザインされた空間をご紹介します。
横濱ゲートタワーは、横浜駅東口、ポルタG出口を出て徒歩3分という好立地。
みなとみらいの横浜駅側の玄関口となる施設です。
施設は、1階にアートを感じるインフォメーションセンターとギャラリー、2階にプラネタリウム、1・2階に店舗、3階にはアーバンテラスとコワーキングスペース、貸会議室、ヨコハマSDGsデザインセンター、4階はクリニック、5階から21階まではオフィスとなっています。
ビジネスをメインとしながらも、1階から4階は、オフィスの利用者以外にも広く開かれています。
「プラネタリウムはもちろん、ちょっと休憩したい時、いつもと違う場所で仕事をしたい時、帰り道の息抜きに……と、様々なシチュエーションで利用していただきたいです。」と話すのは鹿島建設の市原さん。
オープン前日の施設を案内してくれました。
「はたらく」をもっと自由に。出会いや交流を偶発させるスペースや機能に注目!新時代にふさわしいオフィスビル
オフィスフロアには、いすゞ自動車をはじめ三井住友海上火災保険、ピーシーデポコーポレーション、CIJなど数多くの企業が入居しています。各社のオフィスだけでなく、様々なシチュエーションで働くことができるよう工夫がされています。
施設の中からも外の階段からもアクセスできるのが3階のアーバンテラスです。
木目調の床や緑の植栽によって、都会の中でホッと一息できるリラックス空間を演出しています。テラスに面して、ヨコハマSDGsデザインセンター(通称:Y.S.DC)のオフィスがあるのも大きな特徴です。Y.S.DCがあることで、センターの会員を含め、世界の潮流を的確に捉えて、これからのビジネスや暮らしをよりよくしていきたいという人が自然に集まる場になるのでは?と期待感が高まります。
ヨコハマSDGsデザインセンター :https://www.yokohama-sdgs.jp/
https://business-airport.net/shop/yokohama/
さらにテラスからは、東急不動産が手がけるワークプレイス「ビジネスエアポート横浜」、貸会議室「BAカンファレンスセンター横浜」につながっています。「新たなビジネスがここで始まり、世界へ飛躍(Take-Off)する」というコンセプトは、この場所にぴったり。
会員制ですが、一日だけのスポット利用も可能なのだそう。会議室にイベントスペースもあり、スタートアップや独立起業、働き方改革の一環や、プロジェクト単位での利用など、様々なニーズに合わせて使い方を選べます。
パブリックアートをめぐる旅のはじまり。
新スポット「ART START」
入口のカラフルな色彩に目を惹かれる。MINATO MIRAI STARTの中に、ART の文字が縦に隠れています
みなとみらいには70以上ものパブリックアートが設置されているって知っていますか?
1階のART STARTは、誰でも立ち寄れるパブリックアートのインフォメーションセンターです。
すぐ横にはベイバイクのポートがあるので、気になる作品があったら即、自転車を借りてパブリックアートめぐりを楽しめます!
「パブリックアート」とは?
https://www.ymm21.jp/database/detail/post-142.html
横濱ゲートタワーのパブリックアートはNo.00の作品。とちのき通りの反対側、新高島駅方面に向かう途中のオープンスペースに設置されたばかりの新作です。
上を向いて明るい未来を想像させるイメージを形にしたという作品。向き合った時に何を感じるか?折々に問いかけてほしいという作者の想いから、この作品には名前はついていないそうです
また、とちのき通りに面した壁面には、4つのアートギャラリー「START GALLERY」が設置され、とちのき通りに、アート鑑賞という楽しみが加わりました。
ビルの谷間で少し寂しくなりがちな通りもアートがあることで華やかに。START GALLERY2、4は外部からの企画持ち込みが可能で、テンポラリーなアート展示の空間となります
「鹿島建設は、明治開港当時、横浜山下町の英一番館の建設から始まり、横浜には深い思いがあります。その中で、横濱ゲートタワー は、開発企画から許認可、設計、施工、維持管理まで自社が一気通貫で関わることができました。この施設には、鹿島建設と住友生命保険、三井住友海上火災保険の3事業者が一体となって、横浜駅からみなとみらいへの玄関口として、ビジネスや賑わいの起点になるようにという想いを込めました」と、市原さんは話してくれました。
市原さんにご案内いただいたことで、横濱ゲートタワーが、みなとみらい全体との調和を大切にしながら、これまでにない創造的なつながりを生むことを意識してつくられたことが伝わってきました。
鹿島建設としても未来志向で環境配慮型の先端的な施工技術に挑んだそうです。
緑豊かな地球から広大な宇宙へ。
想像の羽を広げてくれる映像美とストーリーを体感しよう
さて、最後は2階のプラネタリウムへ向かいましょう。
案内してくれたのは プラネタリアYOKOHAMA の企画から運営を手掛けているコニカミノルタプラネタリウム株式会社の和田さん。
「この施設は、駅近の都会のオフィスビルの中にあって、贅沢な気分で自然を満喫できる『グランピング』をイメージしました。地球上の緑や自然を感じられるロビーから、宇宙空間へ誘うというストーリー性のある空間づくりをしています」と伺って、至極納得です!
プラネタリアとはプラネタリウムの複数形。「訪れる人それぞれにとって、特別な時間が過ごせるように、 「Cafe Planetaria」とギフトショップ「Gallery Planetaria」でも、ここにしかないメニューや商品に触れられます!」
プラネタリウムというと子供向け、親子向けの教育的なプログラムを思い浮かべる人も多いかもしれません。
プラネタリアYOKOHAMAでは、これまでの投映するプラネタリウムではなく、日本初の最新鋭LEDドームシステムを導入!直営館のプラネタリウム満天 NAGOYAに続いて、首都圏初のLEDプラネタリウムです。
直径15メートルのドームに映しだされる解像度8Kの映像は、いままで体験したことのない臨場感とリアルな星空を体験できます。
オープニング作品は、”映える”写真が撮れる作品「Space Voyage #ファインダー越しの私の宇宙」と、冬の星座をきっかけに始まるメッセージ性の高い友情物語「Dog Star 君と見上げる冬の星座たち」の2作品を見ることができます。
プラネタリウムだけでなく、さっと気軽に立ち寄れるアクセスの良さ、カフェや横浜土産を買いに立ち寄るなど、様々な切り口から楽しめるプラネタリアYOKOHAMA。
横濱ゲートタワー全体のコンセプトとも相まって、みなとみらいの新名所となりそうです。
横濱ゲートタワー
神奈川県横浜市西区高島1丁目2番5号
・ART START :(全日)8:00~20:00
・プラネタリアYOKOHAMA 開館時間:(平日) 10:30〜21:00
(土日祝)10:00〜21:40
https://planetarium.konicaminolta.jp/planetariayokohama/
アクセス:横浜駅東口ポルタG出口から徒歩3分、みなとみらい線「新高島」駅 2番出口から徒歩1分、市営地下鉄ブルーライン「高島町」駅 2番出口からすぐ
HP:https://yokohama-gatetower.com