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取材記事

【取材記事】みなとみらいの夜景と共演!横浜ナイトフラワーズ🎆おすすめ観覧スポット4選も


“夜空に咲く花”をキャッチコピーに、花火で横浜港の夜を演出する「横浜ナイトフラワーズ」。通年で週末夜を中心に、新港ふ頭と大さん橋から5分間にわたって花火が打ち上げられます。
横浜ハンマーヘッドや横浜赤レンガ倉庫など、みなとみらいの夜景とともに楽しめる横浜ナイトフラワーズの舞台裏を関係者にお聞きしました。

横浜ナイトフラワーズは、「横浜スパークリングトワイライト」として昨年度まで開催されていた花火企画です。2027年に横浜市で開催される国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」を契機に花と緑を観光のキーワードとして盛り上げていこうと、横浜ナイトフラワーズに名称を変更しました。

打ち上げ場所は新港ふ頭と大さん橋の2カ所。年間27日(2025年度予定)、週末を中心に19時~20時ごろの間に5分間花火を打ち上げます。
打ち上げ予定は公開されており、さまざまな観覧場所から夜景とともに花火を観ることができます。

コロナ禍から生まれた小規模分散型のスタイル

もともと横浜スパークリングトワイライトは、2012年から山下公園を中心に夏場に2日間大きな花火を打ち上げるイベントで、夏の風物詩として定着していました。
コロナ禍を経て大規模な集客イベントが見送られる中、分散型で短時間に花火を打ち上げるスタイルに変更していきました。

公益財団法人横浜市観光協会で横浜ナイトフラワーズ実行委員会事務局長を務める小泉さんは「花火というのはものすごく人が集まるイベント。コロナ禍の工夫の中で生まれた小規模分散の形ですが、経験を重ねる中で、この形であればそれほど雑踏にはならないことがわかりました。安全対策という意味でも、横浜のような大都市での花火にマッチしたやり方だと思っています」と話します。

横浜臨海部は、毎週末のようにたくさんの魅力的なイベントが開催されています。

「昼間はそのイベントを楽しんでいただき、夜は花火。レストランで飲食を楽しみながら花火を観たりしていただけたら」と小泉さん。
松元さんも「日中のイベントと連携した特別なコンテンツを実施することで、ナイトタイムまで横浜を楽しんでいただきたいですね」と企画への思いを語ります。

公益財団法人横浜市観光協会の皆様
(右から)
事業推進部 担当部長 松元公良さん
同・小泉宏さん
総務部総務課(広報担当)髙宮志和さん

実際に、他のイベントとコラボレーションし、いっそうメモリアルな時間を演出してきました。

「横浜赤レンガ倉庫で開催されたYOASOBIのコンサートに合わせて花火を打ち上げたり、韓国のアイドルグループ・SEVENTEENが日産スタジアムでコンサートを行った際には、公式カラーのピンクとブルーを中心とした特別演出の花火が話題になったり。横浜ベイスターズの優勝パレードでは、星形や青の花火を打ち上げました。」と高宮さんが教えてくれました。

2024年5月、SEVENTEENのコンサート時に特別演出された花火

花火が見られるおすすめスポットはここ!!

150発の花火は毎回演出が異なるため、何度来ても違う花火に出会えます。また、年に何度も開催されるので、場所を変えて観るのもおすすめ。
小泉さんも「アマチュアカメラマンの方には、何度もチャレンジできる絶好の撮影の機会のようです」と話します。

打ち上げ場所ごとに、おすすめの観覧場所を聞いてみました。

<新港ふ頭編>

横浜ハンマーヘッドからは、ハンマーヘッドクレーン越しに花火が見え、写真映えもバッチリです。階段になっているハンマーヘッドパークのウッドデッキに腰かけて花火を見るものおすすめ。
また、ぷかりさん橋からは遮るものがなく、夜空に広がる花火を楽しめます。

横浜ハンマーヘッド

ぷかりさん橋

<大さん橋編>

横浜赤レンガ倉庫の広場からは、両側のライトアップされた赤レンガ倉庫の間から打ち上がる花火を見ることができます。
象の鼻パーク周辺もおすすめです。「大さん橋客船ターミナルは、暑い夏や寒い冬は、花火の直前まで空調の効いた施設にいられるのもよいですね」と小泉さんが教えてくれました。

横浜赤レンガ倉庫

象の鼻パーク周辺

運が良ければ、客船とともに花火を見られることも
(画像は、飛鳥2)
花火師に聞く!!ナイトフラワーズの見どころ

大規模な花火大会とは異なり、小規模な花火が通年で打ち上がる横浜ナイトフラワーズ。
花火を担当している、横浜山田の花火 代表取締役 山田洋右さんに、花火に込める思いをお聞きしました。

「一般的な花火大会のように場所取りをしてじっくりというよりも、食事や夜景散歩をしながら、気軽に観てもらう花火ですので、バックのきれいな夜景に合う花火を意識しています。5分間という限られた時間ですが、いろんな形や種類の花火を取り入れ、毎回アレンジしながら、いつ観ても違った印象になるよう作っています。また5分だからこそ、さらっと終わってしまわないように“間”を取り入れ、味わってもらう時間を心がけています。花火の上下のバランス、どんな玉、どんな色を組み合わせていくか。桟橋からの打ち上げは花火のサイズが限られるので、限られたスペースでどう演出するかも意識していますね。観る方のシチュエーションに合わせて楽しんでいただきたいです。」

横浜の夜を、花火で特別な彩りを添える横浜ナイトフラワーズ。
「大規模な花火では花火そのものが目的になりますが、訪れる方それぞれの目的や楽しみ方と組み合わせられる花火です」と小泉さん。
松元さんは「横浜の夜をプラスアルファで彩る、夜空に咲く花として、花のまち横浜を盛り上げていきたいですね」と笑顔を見せていました。

お出かけや記念日が、花火でひと味もふた味も思い出深い時間になりそうです。

<横浜ナイトフラワーズ2025>
開催スケジュールはホームページにて掲載しています。
https://www.yokohama-nightflowers.com

花火画像提供:横浜市観光協会

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