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取材記事

【取材記事】みなとみらいの夜景に恋して。陸・海・空からの眺めにうっとり

みなとみらいがもっともきらめく季節といえば、冬。シーバスの船上から360度の夜景を堪能し、街中では幻想的な音と光に包まれたイルミネーションを味わい、ロープウェイからは眼下に広がる街の光……。みなとみらいの夜景を心ゆくまで楽しむショートトリップに行ってきました。

デートにもぴったり。シーバスからの夜景は格別!!

横浜駅東口ベイクォーター シーバス乗り場

横浜駅東口から約5分歩くと、横浜ベイクォーターに到着。ここから、海上バスの「シーバス」に乗って、みなとみらいの観光スポットを水上から眺めることができます。
1986年から横浜の観光の足として運行を始めたシーバス。横浜駅東口から、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルそばの「みなとみらい21 ぷかり桟橋」、「ピア赤レンガ」を経由して、山下公園まで行き来しています。
主要観光地をめぐりやすい便利さはもちろん、乗り物としての楽しさも兼ね備えています。

シーバスから見えるみなとみらいのイルミネーション

それでは、船に乗り込みます。横浜駅東口を出ると、横浜駅周辺のビル群の光が少しずつ遠ざかっていきます。横浜駅周辺を歩いたことはあっても、船から見たことはなかったので、まるで別の街を見ているかのようです。横浜駅を離れるにつれて、パシフィコ横浜やみなとみらいのシンボル、大観覧車コスモクロックが間近に迫ってきます。

株式会社ポートサービス 観光事業部観光事業課の伊藤健太さん

今回シーバスからの夜景を案内してもらったのは、株式会社ポートサービスの伊藤健太さん。
伊藤さんの一番のおすすめは、横浜駅東口を出て最初の経由地「みなとみらい21ぷかり桟橋」から、次の「ピア赤レンガ」までの約10分の航路から見える夜景です。
このあたりで、歴史的に貴重な構造物、ハンマーヘッドクレーンも見えてきます。

取材時はアートイルミネーション「ヨルノヨ」のスペシャル企画で、コスモクロックは時間とともに緑や白、ピンクなどさまざまに色を変え、近くのホテルも合わせてライトアップを展開。さらに横浜ハンマーヘッドの後方には、サーチライトが空に向かって伸び、水面も光を映して輝き、都市的な港町の夜景は息をのむような美しさです。

シーバスから見えるみなとみらいのイルミネーション(ヨルノヨのビューイング・イルミネーション中)
シーバスから見えるみなとみらいのイルミネーション(ヨルノヨのビューイング・イルミネーション中)

航路の前方には大桟橋が。「わぁ、きれい……」。スタッフ全員が吸い込まれるように夜景に見入りました。一緒に乗船していた方たちも、スマホで何度も撮影していました。とにかく写真を撮りたくなる夜景です。
しっとりとした灯りにライトアップされた、横浜赤レンガ倉庫が近づいてきました。横浜駅東口から、二つ目の経由地「ピア赤レンガ」までの乗車料金は600円。この夜景クルーズがこの料金で堪能できることに驚きました。

「ピア赤レンガ」で付近から見たみなとみらいのイルミネーション

「船というとハードルが高いと思われがちですが、シーバスは、安価なのであまり気張らずにカジュアルに乗れるのが魅力です。デートの移動手段にも最適ですよ」と伊藤さん。海上は冷えるので、厚着がおすすめです。

ちなみに伊藤さん、大好きな横浜に携わる仕事がしたいと株式会社ポートサービスに入社されたのだとか!船自体がライトアップされる「SEABASS ZERO(シーバスゼロ)」の魅力も熱く語ってくれました。船の光が水面に反射されて、とってもきれいなのだそう。「シーバスで行くと、赤レンガ倉庫の目の前に降りられるのでおすすめなんですよ!」とのことで、「ピア赤レンガ」で降りて、街を歩きます。

シーバス(横浜クルージング)
https://www.yokohama-cruising.jp/index.php?act=cruise&do=course_select&ship_id=003

撮影もお買い物もグルメも満喫!冬の魅力たっぷりの横浜赤レンガ倉庫

このイベントは12月25日で終了しました。

Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫

横浜赤レンガ倉庫では、12月25日まで「Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫」が開かれています。
ドイツ・フランクフルトで始まったとされるクリスマスマーケット。横浜赤レンガ倉庫の一部にドイツの建築様式が取り入れられていることから、本場の雰囲気を感じられるイベントとして2010年から毎年開かれています。

株式会社横浜赤レンガ イベント事業部アシスタントマネージャー、大塚美雪さん

今年のテーマは“ギフト”。

ギフトボックスをイメージしたゲートや、高さ約10メートルの生木のクリスマスツリーはフォトスポットにもぴったり。クリスマスムードたっぷりのグルメも充実し、プレミアムチョコレートブランドの「リンツ」が初出店。さらにファーストクラスの機内食の監修・調理を手掛ける「ワールドフレーバー」では旅気分も味わえそう。
株式会社横浜赤レンガの大塚美雪さんは「ぜひ『コト』体験を楽しんでください。スノードームのワークショップや、プロのカメラマンによる撮影サービスなど、体験プログラムを各種ご用意しています」と、今年の楽しみ方を教えてくれました。

Christmas Market in 横浜赤レンガ倉庫
https://www.yokohama-akarenga.jp/brickjournal/detail/61
※このイベントは12月25日で終了しました。

幻想的な光と音の世界へといざなう「ヨルノヨ」へ

※このイベントは12月26日で終了しました。

ヨルノヨのビューイング・イルミネーション中

横浜赤レンガ倉庫の次に向かったのは、近くにある新港中央広場。ここは、光と音で彩るアートイルミネーション「ヨルノヨ」のメイン会場です。
横幅:約20mが1つ と約 11mが2つのドームがイルミネーションで照らされ、周辺は幻想的な音楽とともに演出された光の世界です。
公園の木々や植物にも、ゆらめく光の装飾がほどこされ、あたり一帯が、昼間とは別世界でバーチャル空間に迷い込んだような気分に。

六角形の光のオブジェ「ポータル」

また、街中には、ヨルノヨの企画で六角形の光のオブジェ「ポータル」が12カ所に設置されています。くぐり抜けると幻想的な音色が響いたり、光の強さが変わったり、ついつい次のポータルを探したくなります。

横浜市文化観光局文化芸術創造都市推進部 創造まちづくり担当課長、長谷部千晶さん

「『ヨルノヨ』は、新港中央広場と周辺の27施設が連携した街と光の演出が見どころです。スタンプラリーも実施しているので、特別なイルミネーションと一緒に、街を巡って横浜の夜を楽しんでくださいね。」と横浜市 文化観光局文化芸術創造都市推進部の長谷部千晶さん。

ビューイング・イルミネーション を動画で見る

ヨルノヨ ビューイング・イルミネーション

ヨルノヨ
https://yorunoyo.yokohama/
※このイベントは12月26日で終了しました。

ヨコハマエアキャビンで、みなとみらいの夜の空中散歩へ

ヨルノヨで幻想的な気持ちに浸った後は、桜木町駅前と横浜ワールドポーターズ前を結ぶ、日本初、世界最先端の都市型循環式ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)」から、空のみなとみらいの散歩へ。
ヨコハマエアキャビンは、2021年4月に開業してから、みなとみらいの新たなシンボルとなり、夜にはさまざまな色の光を放つキャビンが街を彩っています。

乗車駅は、まるで空港のようなしつらえで、空の旅気分を盛り上げてくれます。横浜ワールドポーターズ前の運河パーク駅から、まだピカピカのキャビンに乗りました。
ロープウェイというと、高原やスキー場で乗るものと思っていましたが、横浜の中心部でどんな景色が見られるのだろうと、胸が高鳴ります。

扉が閉まり、ゆっくりと動き出します。運河パーク駅を出発すると、景色を楽しめるスピードで静かに進み、左前方に横浜市役所、右前方には横浜ランドマークタワーやクイーンズスクエア横浜が目に飛び込んできます。途中、眼下にはヨーロッパの街並みのようなアニヴェルセルみなとみらい横浜、帆船日本丸を空から眺めたり、他では見ることのできない景色が広がっています。大きな窓から見る景色に釘づけに。すれ違うキャビンも1台ずつ異なる照明演出がされていて、k片道約630メートル、5分ほどの乗車時間は、まるで夢見心地……。現実を忘れてしまうようなひとときです。

泉陽興業株式会社 東京支社ロープウェイ事業部ヨコハマエアキャビン事業所 総務経理課の竹原雄一さん

運行会社の泉陽興業株式会社、竹原雄一さんにヨコハマエアキャビンから見た眺めの魅力をお聞きしました。「ビル群から観光スポットへと少しずつ景色が移り変わっていく様を見られるのは、ここだけ。遊園地のアトラクションに乗っているかのような感覚を味わえます。
汽車道沿いを通る水上バスも、なかなか上から見ることはできません。」経路の中間にある、地上約40メートルの最高部からの景色がおすすめ。シャッターチャンスをお見逃しなく!

ヨコハマエアキャビンからの風景を動画で見る

ヨコハマエアキャビン から見える風景

ヨコハマエアキャビン
https://yokohama-air-cabin.jp/

全長約1.5キロ。夜道を歩きながら横浜最大級のイルミネーションを堪能

桜木町駅でキャビンを降りて、今年で4年目を迎えた「ヨコハマミライト」のイルミネーションを見に行きます。「ヨコハマミライト」は、さくら通りからグランモール公園を通り、横浜駅東口までの全長約1.5キロを彩る横浜最大級のイルミネーションです。ブルーやシャンパンゴールド、ホワイト、ウォームホワイトなど約50万級のLEDライトで演出されたみなとみらいの街並みは、冬のツンとした冷たい空気をまとっていっそう美しく感じます。16時から点灯しているので、お仕事帰りに光の散歩も楽しめます。

ヨコハマミライト実行委員会(三菱地所プロパティマネジメント㈱)の宮本靖子さん

2022年2月13日までの開催期間中、イベント公式Instagramをフォローして、みなとみらいのイルミネーションを撮影した写真と「#ヨコハマミライト」をつけて投稿すると、プレゼントが当たるハッシュタグキャンペーンも実施中。

今年度は、改修工事中の横浜美術館の仮囲いを活用し、「SDGsアートウォール・プロジェクト」を特別に実施します。クリエイターチームsobolonとのコラボで、海洋プラスチックごみを使ったモザイクアートを、小学生・一般参加の協力で制作。

「昨年、みなとみらい本町小学校の全校児童さんから、『緑がいっぱいあるみなとみらいがいい』『海がきれいなみなとみらいがいい』といった声をいただいて、その思いに応えられるようなものを、ミライトとしてもできることはないかなと考えたことがきっかけなんです」。ヨコハマミライト実行委員会事務局の宮本靖子さんが、企画の舞台裏を話してくれました。12月18日~2月13日まで展示予定です。

ヨコハマミライト
https://ymm21-illumination.jp/

心躍る冬の夜のみなとみらいへ、小さな旅気分…

コロナ禍が長引き、こうした夜の街を楽しむのも久しぶりだなと感じながら、陸・海・空からのみなとみらいの夜をめいっぱい満喫!今回の取材で、みなとみらいがいっそう好きになりました。
カップル、ファミリー、お友だちと、イルミネーションはもちろんのこと、さまざまな楽しみがつまったみなとみらいにショートトリップしてみませんか?