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取材記事

【取材記事】みなとみらいミュージアム紹介③ 子どもも大人も夢中になる!「Mulabo!」で科学の楽しさを体感!

コロナ禍で、なかなか紹介できなかったみなとみらいにある 4 つのミュージアムを紹介していま す。
今回は、エンジニアの卵が生まれるきっかけの場!電子部品の世界的シェアを誇る村田製作所の 体験施設「Mulabo!(ムラーボ!)」の魅力に迫ります。

遊びながら楽しく理科や科学を学べる!「Mulabo!」

株式会社村田製作所 みなとみらいイノベーションセンター
(Mulabo!は 1~2F)

京都に本社をもつ株式会社村田製作所 が運営する子ども向け科学体験施設 「Mulabo!」(ムラーボ!)。「ムラタ」の「ラボ」にちなんで、社員の公 募で名付けられたそうです。
みなとみらい線「新高島駅」から歩いて 10 分程度の場所にある、村田製作所みなとみらいイノベーションセンター内にあります。

村田製作所は、コンデンサーをはじめとする電子部品の世界的シェアを誇る 企業です。スマホの中には、村田製作所の部品がなんと最大 1000 個も使われているそうです!

2階に上がると、高い天井からキラキラとした巨大なシンボルアートが。エレクトロニクスの欠片をイメージ したおよそ 2000 個のオブジェは、夜は特に光を反射し、道路の反対側からも美しい姿が眺められるそうで す。

円形のテーブルに配したタッチパネルでは、20 種類の電気製品が動く仕組みを感覚的に学べま す。

受付横のモニターには村田製作所の CM や村田製作所チアリーディング部の PR 映像など、企業を 紹介する動画が流れています。
手前にある人気の顔出しパネルは、季節ごとに置き換わります。

サイエンス体験展示の「ディスカバーゾーン」 に入ると、一人に一台、大きめのスマートフォンサイズの端末「ムラーボガイド」が手渡され、この端末を使ってクイズにチャレンジします。

ムラーボガイドで星や月の形をした QR コード を読み取ると、理科にまつわるクイズが出題されます。さらにそこには答えのヒントのある展示エリアが示されていて、答えが探せる展示に自然と誘導されるしくみ。
このクイズを 3 問回答するごとに、カーレースなどのゲームが体験できます。これらのゲームは、クイズの内容に紐づいていて、理科や科学技術に親しむことができます。この日訪れたスタッフ 4 人で本気のバトルに汗を流しました。

この日「Mulabo!」を案内してくれたのは、株式会社村田製作所の仲澤千春さん。
こんなに素敵な施設が無料なのですね、と驚いていると、「Mulabo!のコンセプトは 『エンジニアの卵が生まれるきっかけの場』なんです。理科好きなお子さんが増えて、将来、村田製作所に戻ってきてくれたら」とにっこり。

小学校5、6 年生をメインターゲットに作られたそうですが、子どもと一緒に来たお父さんが後日、パパ友と連れ立って訪れるなど、大人にも人気だそうです。社内のエンジニアの方が監修されたクイズは、科学に疎い私にもスーッと入ってきます。

これなら子どもも楽しみながら学べて、科学が好きになりそう!

小さな子どもも大歓迎。カフェで STEAM 教育のきっかけを

ディスカバーゾーンを楽しんだら「シンクゾーン」へ。この「シンクゾーン」はライブラリーとカフェが併設されています。
厳選された約 200 冊の理科系の本を自由に読むことができ、さらに 知識と興味が深まります。名前に「THINK」とつくだけありますね!
また、併設されているカフェでのひと休みもオススメです。 ハンドドリップのコーヒーやジュース、スムージーのほか、焼きたてパンや大人気のパンダクッキーもあります。どれもとってもリーズナブル!
キッズスペースやかわいい授乳室もあり、小さ な子どもの来館も歓迎されていることが伝わってきます。
この日もよちよち歩きの子どもを連れた方が、お友だちとくつろぐ姿が。平日は、小さな子ども連れの方が多いそうです。

「シンクゾーン」ではカフェのみの利用もできます
神奈川県産のヒノキを使ったキッズスペース
理科が楽しくなりそうな本がいっぱい

村田製作所では、STEAM 教育への貢献にも取り組んでいるとのこと。STEAM 教育とは、 Science(科学)、Technology(技術)、 Engineering(工学)、liberal Arts(教 養)、Mathematics(数学)と分野を超えて複合的に学ぶ教育理念です。

その一環として 2006 年から始まった、小中学校への「出前授業」は大人気だそうです。 「出前授業は訪問できる数に限りがあります が、Mulabo! はいつもここにありますので」 と仲澤さん。

本棚には、村田製作所開発のロボットも展示されています。自転車に乗る「ムラタセイサク君」 や一輪車に乗る「ムラタセイコちゃん」、球体に乗った「村田製作所チアリーディング部」には、すごい技術力だけでなく、ユーモラスな社風を感じます。
村田製作所チアリーディング部を披露したイベントでは、熱狂する女子中学生が現れるなど、着実にファンを増やしているようです。実は私もファンになりました。ここでの体験を通じて、ロボットはもちろん、Mulabo!そして、村田製作所も大好きに!

「ムラタセイサク君」坂をグイグイ上ったり、細い平 均台の上を走ったり、
アッと驚くようなスーパーテク ニックを披露!
平均台走行など、一輪車の名手「ムラタセイコちゃん」

ムラタセイサク君とムラタセイコちゃんの紹介動画はこちら


倒れそうで、倒れない!ぶつかりそうで、ぶつからない!球乗り型ロボット「村田製作所チアリーディング部」

現在は、体験展示への参加のみ予約制ですが、リピーターも多く、土曜日はすぐに予約が埋まっ てしまうそう。
ぜひみなさんも Mulabo!を訪れてみてください。科学の楽しさを体感できますよ。


Mulabo! (ムラーボ!)
https://mulabo.murata.com/
営業日や営業時間は HP をご確認ください
入館料:無料 サイエンス体験展示の参加は予約制