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取材記事

【取材記事】オンとオフが心地よく交わる憩いの空間
「横浜シンフォステージ」がオープン!

さまざまな研究施設や魅力的なミュージアムが立ち並ぶ、新高島駅周辺エリア。
横浜駅方面から歩いてグランモール公園へと抜ける位置に、ワーカーからファミリーまで幅広く楽しめる施設「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE®)」がオープンしました!ウエストタワー、イーストタワーの2棟からなり、オフィスやホテル、店舗等で構成された複合施設です。
今回は、大人気の体験型ブランドショップ「ヤマハミュージック 横浜みなとみらい」と「京急 EX ホテル みなとみらい横浜」とともに、最新施設の全容をご紹介します。

気軽に音楽を楽しみたい人も、本格的に練習したい人も 
「ヤマハミュージック 横浜みなとみらい」 

ウエストタワー1階〜2階の「ヤマハミュージック 横浜みなとみらい」は、音楽や楽器、カフェを楽しむことができ、多くの人の憩いの場となっているヤマハの“体験型”ブランドショップ。
上質な音と映像に没入する感覚を体験できる「Music Canvas(ミュージックキャンバス)」やピアノショールームのある1階、オリジナルメニューと音楽イベントを楽しめる「ライブ&カフェ」や楽器体感コーナー、楽譜・書籍エリアなどのある2階からなり、その他に1階には「ベーゼンドルファーショールーム」、3階には大人向けの音楽教室「ミュージックアベニュー横浜みなとみらい」があります。

天井が高く吹き抜けて開放感あふれる1階のエントランス。出迎えてくれるのは、ピアノ、コントラバス、ドラム。ピアノは自由に演奏でき、その音と連動して美しいアート映像が映し出される大型ディスプレイ。 

1階「Music Canvas(ミュージックキャンバス)」では毎時50分にゾーン内の楽器の自動演奏、ヤマハの立体音響システム、アート映像が連動したMusic Canvas Showが行われます。
1階全体の様子。
迫力満点の大型ビジョンをはじめ様々な楽器が各所に配置されている

Music Canvasのグランドピアノは、タブレットで曲目を選ぶと、曲に合わせて次に弾く鍵盤を光で示してくれる補助機能付き。各所のソファーには、バイオリンやチェロ、ビオラなどの弦楽器が置かれていて、“抱っこ”してみると自動演奏により、豊かな音と振動を体で感じることができます。窓側に展示されたTall Bass(トールベース)は一本の太い弦で音階を自由に奏でられ、ペダル付きの本格的な造形ながら可愛らしいデザインで、弦楽器に興味を持つ入口としてぴったりです。

さらに1階奥には、ヤマハグランドピアノとベーゼンドルファーのショールームも。

自動演奏のほか、誰でも楽しく演奏できるガイドランプによるアシスト機能とAI伴奏も
楽器を手に取ると、自動演奏しているので音や振動を感じることができる。初めて弦楽器に触ったと感動する人も多いそう
自由に弦を弾いて、低い弦の音と振動を感じられるTall Bass(トールベース)

 

2階の楽器体感コーナーには動画で教わりながらだれでも気軽に楽器を試すことができる体験ブースが10か所あり、計11種類の楽器に触ることができます。(※管楽器は当日予約が必要)
楽譜・書籍エリアは横浜エリア最大級となる25,000冊以上の品ぞろえ。
2階ライブ&カフェや3階サロンでは、体験型のワークショップやトークなども含むさまざまなライブイベントが開催されています。
3 階の教室は、レッスン開催時以外は、朝早くからレンタルして練習に使うこともできます。

2階 楽器エリア(1)
試奏しながら楽器購入を検討できるエリア。
2階 楽器エリア(2)
アップライトピアノや電子ピアノなどさまざまな鍵盤楽器が並ぶ
2階 楽器体感コーナー
2階 楽譜・書籍エリア
2階 ライブ&カフェ
ヤマハが本社を構える静岡のお茶を使った抹茶やほうじ茶のラテが人気!
3階「ミュージックアベニュー横浜みなとみらい」
講座や体験会などのイベントが開催される40席のサロンも 

音楽を気軽に楽しみたい、いろんな楽器を触ってみたい、カフェでくつろぎたい、など、誰でも気軽に足を運ぶことができる憩いの空間。

「従来の施設は楽器を買う、教わるなどの目的のある方々向けのものが多かったですが、目的や楽器の経験ない方にも気軽に来ていただけるよう、とにかく入りやすくオープンな空間を目指しました」とブランド戦略本部の豊田さん。
大井さんは「ブラブラしながらたまたま手に取った何かが楽しかったり、もしかしたら自分に向いてるかもと気づいたりと、音楽や楽器の楽しみを一つでも発見していただけるといいなと思い、いろいろな仕掛けを散りばめています」と話します。

合計6カ所の入り口があり、各階から移動しやすく入りやすいシームレスな設計なのも、こだわりのポイントだそうです。
勤務前後のリフレッシュに、休日の家族のお出かけにいかがでしょうか? 

ヤマハ株式会社 ブランド戦略本部
豊田真規さん(左)
大井寛子さん(右)

 

さまざまな用途に対応 落ち着いた色合いがかっこいい
「京急 EX ホテル みなとみらい横浜」 

ウエストタワー26 階から30 階には、「京急 EX ホテル みなとみらい横浜」がオープン。株式会社京急イーエックスインが運営するビジネスホテルの上位グレードです。周辺に高いビルがないので、ロビーや、150室すべての客室、露天風呂など、施設のどこからでも、開放的な景色を望むことができます。 

内装は自然素材を意識した落ち着いた色合いで統一されており、サインや照明もシンプルだけど温かみのある、居心地の良い空間に。「空に浮かぶ寛ぎの空間」をテーマに、鳥のモチーフなども散りばめられています。

京急 EX ホテル みなとみらい横浜
温かみを感じる26階ロビー

「客室は『ダブル』『ツイン』『ユニバーサル』の他、2段ベッドを初導入した、最大4名まで利用可能な 『フォース』を加え計4タイプ。グループで近隣の会場にライブ鑑賞に来た方や観光客など、さまざまな利用に対応しています。客室の窓を広く取っているので、広大な景色を見渡すことができて、開放的な気分になり、リラックスいただけます。実はアメニティにもこだわっているんですよ」と朝池さん。
大浴場には露天風呂も備わり、天気の良い日は富士山も望むことができます!

京急 EX ホテル みなとみらい横浜
支配人 朝池貴之さん 
高級感のある家具が嬉しい室内。バスルームから独立した広めのシンクも
家族連れやグループに人気の「フォース」ルーム
併設のレストランは、創作和食のオールデイダイニング「高ようじ」。みなとみらいと東京湾の夜景も楽しめます 
大浴場
大浴場 露天風呂
湯上がりスペース

グループでの利用や景観を楽しみたい人に嬉しい、京急 EX ホテル。新しい休日の過ごし方「ホカンス」の利用にもピッタリです。
みなとみらいへお越しの際には、贅沢なホテル時間を過ごしてみては。

にぎわいや交流を生み出す「横浜シンフォステージ」の多様なスペース

みなとみらいの2つの主要な都市軸、とちのき通りを臨港パーク方面に続く「キング軸」と、横浜駅からみなとみらい駅方面に抜ける「グランモール軸」が交差する位置にある横浜シンフォステージ。横浜駅方面からのペデストリアンデッキが街区内に開通し、グランモール公園まで繋がったことで、みなとみらい駅方面への移動が便利になりました。

施設の計画時期がちょうどコロナ禍だったこともあり、事業者間で「新しい働き方」に合わせた空間のあり方を徹底的に話し合ったそう。
計画当初からプロジェクトに携わってきた山田さんは、「テレワークが進んだいま、オフィスに来る意味は何かと改めて考えると、交流やイノベーションが生まれる『来たくなるオフィス』に行き着きました」と話します。

広々としたオフィススペースはもちろん、ウエストタワーとイーストタワーの間を通る開放的な通路も気持ちいい空間に。

さらに、グランモール公園へつながる2階デッキ上には、大屋根による全天候対応のステージを備えた「グランモールプラザ」、施設の正面入口であり、個性的なベンチなどが設置された「ゲートプラザ」など、5つの広場が設けられ、人が集まる様々な工夫がされています。

株式会社大林組 開発事業本部
副課長 山田知之さん
2階ペデストリアンデッキにつながる「グランモールプラザ」。
臨港パーク方面に続く「キング軸」とみなとみらい駅方面に抜ける「グランモール軸」の交点に位置する
コミュニケーションが生まれそうな仕掛けが楽しい「ゲートプラザ」

個性的なベンチやカウンターが置かれた広場を見ていると、オフィスワーカーや来街者がちょっと立ち止まって休憩したり、会話をしたりする風景が浮かびます。

周りが囲われているので話しやすく、ちょっとした会議にもおすすめ
スタンディングでパソコンを広げられるようなスペースも
広場を繋ぐ大階段には、イベントの舞台にもなりそうなスペースも

独特の形状のベンチは、優雅に泳ぐ白鯨の動きをイメージしてデザインされ、建設用3Dプリンターの高度な技術で具現化されたもの。環境に配慮した、漁業系廃棄物の貝殻を再利用した塗料が使われています。

白鯨をイメージしたベンチ
見た目はまるで石のようですが、実はソフトな質感のベンチも

さらに、キーとなる施設がもうひとつ。
多様な働き方に対応し、新たな賑わいを創出する“オープンイノベーション”の拠点となっているのが、イーストタワー3階の「chilink WORKSITE MINATOMIRAI(チリンク ワークサイト みなとみらい)」です。

フリーアドレス91 席のコワーキングとシェアオフィスに加えて会議室やWEB 会議専用ブースを備え、つながりづくりを促進するコミュニティマネージャーが常駐しています。誰でも気軽に利用できるので、自習や趣味の活動にもおすすめ。

人が交わる“サラダボウル”をイメージした色合いが明るい「chilink WORKSITE MINATOMIRAI」 

「施設が完成し、人々がグランモール軸を行き来するのを見ることができた時は感動しました。
みなとみらいはオフィスだけでなく、エンタメや観光施設、さらには住宅など、多様な施設や人々が集まる懐の深いエリア。特に周辺には研究開発拠点も多いので、オープンイノベーションの波及効果も期待したいです」と山田さんは話してくれました。

PICKUP

建築中の工事の音がパブリックアートに!?

ウエストタワー2階のアトリウムには、アーティストの田島美加さんによる作品《ネガティブ・エントロピー》が設置されています。機械作業音や人の声などの音データをパターン化してジャガード織にするというシリーズで、まさに横浜シンフォステージ工事中に録音された、作業音などの音源をもとに制作され、この施設の「肖像画」とも言える作品です。 

@Mika Tajima Courtesy of TARO NASU

カーボンニュートラル(脱炭素)の取組

横浜シンフォステージの一番の注目ポイントは、高断熱化及び高効率な省エネルギー設備を備えた建築物が取得できる「ZEB Ready」認証(オフィス部分)をみなとみらい 21 中央地区で初めて取得していること。

たとえば、外装はダブルスキン(複層構造)とルーバーの組み合わせに加え、ルーバーは設置間隔や角度を検証し、方位ごとに適したデザインとすることで、熱と光の負荷を抑え、空調効率をアップさせています。

方角によって縦横の向きに設置されたルーバーも、おしゃれな外装デザインに

みなとみらいのさまざまなユーザーの交流の場となり、趣味・習い事、仕事、食など“オン”と“オフ”を楽しむことができる、横浜シンフォステージ。
ここからどんな新しい出会いや取り組み、イノベーションが生まれていくのか楽しみです。

横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE®) 

住所:横浜市西区みなとみらい5-1-2 
みなとみらい線「新高島」駅徒歩1分 
JR・京急・東急・相鉄・みなとみらい線・市営地下鉄「横浜」駅徒歩8分 
HP  https://www.yokohama-symphostage.com