【取材記事】その一杯へ出会いに、ホテルのバーへ。 ~横浜創作カクテルの夕べ -Bar Hopping- ~
みなとみらいには、本年9月にオープンした「ヒルトン横浜」など、15ものホテルが集積しているのをご存知ですか。
今回、横浜・みなとみらいの夜を、ホテルを、もっと楽しんでもらおうと、地区内外のホテルが連携して、バー文化発祥の地「横浜」ならではの新しい取り組み『横浜ホテル創作カクテルの夕べ -Bar Hopping-』がスタートします!
2023年12月1日からスタートする『横浜ホテル創作カクテルの夕べ -Bar Hopping-』。
これは、横浜・みなとみらいの名だたる7つのホテルを代表するバーテンダー10名が、「横浜」「時代」をテーマに、それぞれの想いと技術を詰め込んだカクテルを創作!それらのカクテルをバーホッピングしながら楽しんじゃおう!というもの。ちょっと気になりますよね。
今回は、取り組みが生まれた背景と新たに誕生した10の創作カクテルを、バーテンダーの想いとともにご紹介します。
『横浜ホテル創作カクテルの夕べ -Bar Hopping-』の概要はこちら
https://minatomirai21.com/gourmet/68908
ホテルのバーで味わうカクテルの魅力
長引いたコロナ禍からようやく抜け出し、外食やお酒を飲みに出かけることが日常の中に戻ってきました。
そんな中で始まったこの取り組みについて、企画・運営を行う、横浜ホテル創作カクテル実行委員会の小早川さんにお話を伺いました。
「横浜、みなとみらいは、名だたる多くのホテルが集まる希有なエリアです。コロナ禍での自粛で観光・飲食業が大きな打撃を受けましたが、今こそホテルが連携して一つの方向を向けたらという想いで、準備を進めてきました」と小早川さん。
今回、7つのホテルから10名のバーテンダーが参加し、「横浜」「時代」をキーワードに、細かなルールは設けず自由にカクテルを創作しました。
「素材で魅せるのか、技で魅せるのか。シェイクの仕方、氷一つとってもカクテルは味が異なるものです。出そろった創作カクテルには、そのホテル、そのバーテンダーらしさが出ています。創作カクテルをきっかけに、あのホテルのあのバー、あのバーテンダーに会いに行きたいと思ってもらえたら嬉しいです」。
バーでは照明から一つひとつの所作まで、総合演出だと小早川さんは言います。ホテル同士が息を合わせ船出したこの企画から、この街を代表するカクテルが生まれるかもしれませんね。
「みなとみらいの着工から40周年を迎え、96%開発が進んで、街や建物をつくる時代から、これからは街を盛り上げていく時代になっています」と話すのは、みなとみらいの街づくりを行っている一般社団法人横浜みなとみらい21 専務理事の池本さん。
みなとみらいの街の人達への最近のアンケートで、好きなところの一つは「街並みがきれい・海が近い」でした。また、横浜は、日本におけるバー文化発祥の地です。
「Bar Hoppingで、カクテルと横浜・みなとみらいの夜の素敵な時間や、街の雰囲気の両方を楽しんでほしいですね」と期待を込めます。
想いと技を込めた10の創作カクテル
横浜・みなとみらいの風景が思い浮かぶような華やかさと、味わう人、街の未来へのメッセージを感じられるカクテルの数々を紹介します。
ウェスティンホテル横浜
23F Code bar
レストランチームリーダー 酒川 氷雅
Evening cloud
港町・横浜の多様性を表現し、各国のお酒をミックス。
夕方から夜にかけて移り変わる空と沈みゆく雲をイメージしました。
ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜
14F KAHALA LOUNGE
ザ・カハラ ラウンジ&バー支配人 戸塚 信弥
Fly me to the Moon
ジャズのスタンダードナンバー「Fly me to the moon」からインスピレーションを受けて創作。横浜の海面に浮かぶクラゲを月と見間違えたことがきっかけに生まれました。
海洋環境の変化によるクラゲの大量発生等の問題にも注目してほしいという想いも込めています。
ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル
2F 「スターボ」
チーフバーテンダー 古川 周氣
Seven-Seas
オリジナルカットで仕上げた7つの氷柱を今回参加の7ホテルに見立て、この横浜を起点に7つの海を超え世界に繋がる港町をイメージし創作しました。
ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル
2F ラウンジ&バー「マリンブルー」
キャプテン 福世 聖真
Beautiful Tone ~特別な夜~
横浜生まれのクラフトジンとフランボワーズやクランべリーをあわせたふわりと薔薇が香るフルーティーなカクテル。
ジャズやシェーカーの音色が響き渡る、古き良き横浜の夜の街をイメージしたエレガントな一杯です。
横浜ベイホテル東急
2F バー「ジャックス」
チーフ 津平 貴之
Brillant Avenir
芳醇な香りのカルバドスをベースに、シャンパンを合わせた、ゴールドで贅沢な一杯。エルダーフラワーの華やかな香りも、お楽しみいただけます。
世界中の人々に、平和で希望に満ちた輝かしい未来がありますように、横浜から願いを込めて…。
横浜ロイヤルパークホテル
70F スカイラウンジ「シリウス」
チーフバーデンダー 阿部 大樹
SPECTACULAR
シリウスを訪れたゲストが感動する、SPECTACULARな夜景を一杯のカクテルに閉じ込めました。
ジンベースの淡いブルーのカクテルは、スミレの香りとトニックのほろ苦い味わい。
グラスには横浜市の花である”バラ”と、星形の金箔を散りばめ、観覧車に見立てたスライスレモンを添えました。
ハイアット リージェンシー 横浜
1F The Union Bar & Lounge
チームリーダー 國澤 陽一
Romano Martini
日本開国の地、ここ横浜で、日本ではあまり馴染みのない珈琲と檸檬の組み合わせに、私の大好きなワールドウイスキー”Ichiro’s Malt”を隠し味に入れた、異国情緒を感じさせる一杯をどうぞお楽しみください。
ハイアット リージェンシー 横浜
1F The Union Bar & Lounge
GSS 佐藤 奈々
Brilliant Curry
カレ ーをカクテルに取り入れる新しい発想を、バー発祥の地 である横浜で試してみたいと思い作りました。名前の通り、華麗なるカレーを様々なスパイスで表現させていただいた一杯です。
横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ
28F スカイラウンジ「ベイ・ビュー」
バーテンダー 加藤 碧
【碧 ~みどり~】
ウイスキー「碧-Ao-」をベースにした、
爽やかでフローラルなカクテルです。
日本が世界に誇るウイスキー碧のように。
そして、世界各国の人々が集まる港町横浜のように。
日本人のみならず外国人からも愛されるホテルマン、
バーテンダーになりたいという思いを込めました。
横浜ベイシェラトンホテル
3F メインバー 「ベイ・ウエスト」
バーテンダー 小林 葵斗
【Heartful Harbor】
船員達を癒し、休息地であった港街『横浜』
海面に映る夕焼けをカクテルで表現しました。
現代のバー文化も同じであり、憩いの場であるバーを守り続け、私は歩む。
ジンの柑橘香とパッションフルーツの果実味をお楽しみいただける至福の1杯をグラスという船に乗せてお届けします。
Bar Hoppingを楽しめるのは2023年12月1日から2024年2月29日まで。
インスタグラムに「#恋するMM」とハッシュタグをつけてカクテルを楽しんでいる様子を投稿すると、抽選で景品があたるキャンペーンも。(横浜みなとみらい21公式Instagramで実施中。)
さらにBar Hoppingを楽しんでもらえるよう、横浜市のふるさと納税の返礼品としても検討中です。
恋するカクテルキャンペーンについてはこちら
幅広い層のお客さまを受け入れるホスピタリティは、ホテルのバーならではの魅力。バーテンダーのつくる特別なカクテルを、会話や雰囲気を楽しみながら、五感で味わってみては。
暮れゆく街の風景やきらめく夜景とともに、バーを巡るもよし、ホテルに泊まってバーを訪れるもよし。
ちょっと贅沢な新しい夜の過ごし方を発見できるでしょう。