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取材記事

【取材記事】みなとみらいのホテルでいちごのスイーツを!シェフパティシエに聞いたおいしいお話

暦の上では立春を迎え、春の訪れをあちこちで感じ始める季節ですね。
畑ではいちごが旬を迎え、カフェやレストラン、パン屋さんなどのいちご企画も花盛り。
みなとみらいエリアには、国内外からのお客さまをもてなす格調高いホテルが集まっています。そんなホテルが手がける旬のいちごを使用したスイーツはいかがでしょうか。

今回は、みなとみらいのホテル「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」と「横浜ロイヤルパークホテル」のシェフパティシエに、それぞれのホテルのいちごのスイーツの魅力やスイーツに込めた想いなどを、お聞きしました。

ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルでいちごづくしのアフタヌーンティー

特別な時間をゆったりと味わう個室貸切プランも!
ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル

ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルは、“風をはらんだヨットの帆”の外観でお馴染みの、横浜を代表するホテルです。

こちらのホテルでは、海に面した2階のラウンジ&バー「マリンブルー」で5月8日までストロベリーアフタヌーンティーを提供しています。ホテルの外観を模した3段のティースタンドには、8種のスイーツ、ミニバーガーやキッシュなど3種のセイボリー、いちごとプレーンの2種のスコーンが並びます。

ストロベリーアフタヌーンティーは5,500円(全25種の選べるドリンクおかわり自由)。3月20日~4月10日は「桜ストロベリーアフタヌーンティー」が登場
スイーツ以外の品々も充実しているので、ランチとしても楽しめる
遮るもののない海の景色を望む「マリンブルー」
客船をイメージした店内には、あちこちに船にまつわるオブジェが

いちごのモンブランにフレジェ、マカロンにロールケーキ、あまおういちごのムース……。一つひとつパティシエが作り上げる、いちごづくしのスイーツの美しさといったら!!モンブランはいちごのクリームとリコッタチーズのタルトが相性抜群。フレジェは、バターのコクといちごの酸味が絶妙なバランスで混じり合います。
8種のスイーツは、甘さのメリハリをつけたり、質感の異なるものを組み合わせたり。一つひとつの大きさを控えめにしたりと、全体を通しておいしく味わうことができるよう、工夫がそこかしこに散りばめられています。

ストロベリーアフタヌーンティー詳細ページ
https://www.icyokohama-grand.com/restaurant/detail.php?rpid=48

このアフタヌーンティー、30階のスイートルームのような個室を貸切できるワンランク上のプランもあります。このご時世でなるべく外食は避けたい、小さなお子さま連れの外食は気兼ねする……。
そんな方もリラックスして、みなとみらいのベイエリアの絶景を楽しみながら、ご家族や友人と思い出に残る時間を過ごせそうです。

個室 de アフタヌーンティー詳細ページ
https://www.icyokohama-grand.com/banquets/detail.php?bpid=28

主役にも脇役にもなれる。いちごのスペシャルな魅力
ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル ペストリーシェフの安田げんきさん
「みなとみらいは新しいものと古いものが混じり合う街。赤レンガや海沿いを歩くと気持ちいいです」とみなとみらいの魅力を語ってくれました

ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルでパティシエチームをまとめるのが、2007年から同ホテルで腕をふるうペストリーシェフの安田さん。「いちごほど他の素材とマッチする食材はありません。日本のいちごは海外産と比べても香りも高く、みずみずしい。主役にも脇役にもなり、いろんな顔をのぞかせてくれる不思議な存在です」と話します。見た目のかわいさもそのまま生かしたいという思いが、スイーツに反映されています。特に寒い時期に採れるいちごは、香りも甘味も格別なのだそう。

パティシエだけでなく、マーケティングやサービススタッフの意見も交えながら、チームとしてスイーツを作り上げているのが同ホテルの特徴です。
「パティシエは直接お客さまとふれあうことが少ないので、生の声を聞いているスタッフの意見を素直に取り入れていかないと、進化していけませんから」と安田さん。「仕事を任せられることで、自分で学び、深堀りし、知識が深まっていく。そうして自分が考えたケーキがお客様に届けられることの喜びを感じてほしい」との思いから、積極的に若手のスタッフにメニュー考案を任せていると言います。今回のアフタヌーンティーも、2名の若手スタッフのプレゼンからディスカッションしながら仕上げていったそうです。

安田さん、実はこのホテル初代ショコラティエなのだとか!同ホテルが運営するフローティングレストラン「ピア21」では、安田さんこだわりのストロベリーとチョコレートの2種のパフェが新たに提供されています。フランス産の72%カカオを使い、チョコカスタード、ブラウニー、パルフェ、ヘーゼルナッツアイスなどが何層にも重なり、食感や温度差による変化が楽しめる一品も見逃せません。

2種のパフェはぷかりさん橋にあるレストラン「ピア21」で味わえる
横浜港の大パノラマを一望するフローティングレストラン「ピア21」
(ぷかりさん橋)

横浜ロイヤルパークホテルで味わう特製クリームといちごのマリアージュ

絶品いちごスイーツをアフタヌーンティーとテイクアウトケーキで
横浜ランドマークタワー内にある横浜ロイヤルパークホテル

横浜ランドマークタワー内にある横浜ロイヤルパークホテルは、国際会議やウェディングなどさまざまな催しでおもてなしを提供する格式あるホテル。

1階のデリカ&ラウンジ「コフレ」では、いちごをふんだんに使った「ランドマークアフタヌーンティーセット“Very! Many! Strawberry! ”(ベリー!メニー!ストロベリー!)」を2月28日まで開催、横浜ランドマークタワーをかたどったアフタヌーンティースタンドを彩る8種のスイーツと、2種のスコーン、5種のセイボリーを、開放感のあるロビーラウンジで楽しむことができます。

このセット、イチオシのスイーツはいちごパフェ。
「ボリューミーながらも後味が爽やかなオリジナルクリームを使っているので、ペロリとお召しあがりいただけます。スイーツ、スコーン、セイボリーの味のバランスも考えられており、全体を通して重すぎず、それでいてしっかりといちごをご堪能いただけるラインナップです」と横浜ロイヤルパークホテル横浜マーケティング部の若井理恵子さん。

さらに3月31日まで、いちごを使ったスイーツを提供するいちごフェアを開催しています。

ランドマークアフタヌーンティーセット“Very! Many! Strawberry! ”(ベリー!メニー!ストロベリー!)
この季節はいちごのスイーツが並び、いつにも増して華やか

ショップのショーケースを覗くと、季節限定のいちごのケーキとブレッドが愛らしい魅力を放っています。心を込めて作られたことが感じられる見た目の繊細さに、全種類お持ち帰りしたくなる誘惑にかられます。

中でも定番の「いちごミルフィーユ」は、毎年楽しみにしているお客さまも多いほどの人気商品なのだそう。今年はリニューアルして、中のいちごをスライスすることでより多くいちごを味わえるようになりました。
もう一つの定番、いちごのロールケーキのほか、月替りのいちごのスイーツも。
2月はいちごカップショートケーキといちごシュークリームが登場します。

【2月】ランドマークアフタヌーンティーセット ”Very! Many! Strawberry!”
https://www.yrph.com/restaurants/plan/coffret_f1_01.html

いちごフェア 詳細ページ
https://www.yrph.com/restaurants/coffret/menu/index.html

「日本の旬のいちごは本当においしいです。農家の方に感謝しながら、宝石のような真っ赤なこのいちごの色をそのままに表現したいと思っています。その時の一番おいしいいちごを、見た目も素材のよさも引き立つようにと試行錯誤しています」と、ペストリーシェフの岩﨑さん。
一つのいちごでも、さまざまな表現ができる、“飽きない” 素材なのだと、いちご愛を語ってくれました。

横浜ロイヤルパークホテル ペストリーシェフの岩﨑浩実さん
元町生まれの根っからのハマっ子。休日には近隣のホテルのスイーツを食べ歩くほどのスイーツ好きで研究熱心!
「コフレ」のショーケース前では、いつでも岩崎さん(のイラスト)が迎えてくださいます
ホテル伝統のクリームを堪能!
2月の月替わりスイーツ
いちごカップショートケーキ
2月の月替わりスイーツ
いちごシュークリーム

いちごカップショートケーキは、カップの中でショートケーキを表現したというオリジナリティある一品。バターを使ったムースリーヌの土台は、重くなりすぎない計算しつくされた絶妙な分量です。
シュークリームは、ホテルオリジナルクリームといちごの酸味が融合したリッチなおいしさにほっぺが落ちそう。
このクリームにこそ、横浜ロイヤルパークホテルの真髄があるようです。

2種類の生クリームをブレンドし、甘すぎず後味すっきりとした仕上がりのこのクリームは、ホテルの開業時から引き継がれ、レシピは門外不出なのだそう!「甘さが控えめでありながら、しっかりとクリームの役割を果たしています。甘いものが苦手な方でも、うちのケーキだけは召し上がっていただける、という方もいるんですよ」と岩﨑さんが教えてくれました。

どう食べようか?とちょっぴり迷いがちなミルフィーユ。「ナイフを縦に入れてざくっと切るといいですよ」と岩﨑さん。
ロールケーキはパン切り包丁を温めてから切ると切り口がきれいになるとアドバイスしてくれました

私もミルフィーユとショートケーキをいただきました。おさえの効いた甘さの中にもしっかりとクリームの味わいがあり、とても美味しかったです。思わずにっこり。
みなとみらいに行くたびに、立ち寄りたいお店になりました。

横浜ロイヤルパークホテルで最初の女性シェフでもある岩﨑さんは、高校時代に横浜ランドマークタワーが建つ様子を見ながら「将来はここのホテルで働きたい」と憧れ、夢をかなえたのだそう。


ここで働き23年。「たくさんあるお店の中からここを選んで、お誕生日やプロポーズなど、その人にとっての特別な時間のために頼んでくださるお客さまのために、覚悟をもって作ることを大切にしたい」とペストリーシェフとしての思いを話します。

横浜ベイホテル東急のいちごスイーツも見逃せない!


最後に、上記で紹介した2ホテルと同じく横浜みなとみらいを代表するホテル「横浜ベイホテル東急」でもこの季節ならではの、いちごのスイーツを展開しています。
ラウンジ「ソマーハウス」(2F)では、いちごが主役のタルトやショートケーキがあります。
また、2月末までは「冬アフタヌーンティー」を提供中。オプションとして「いちご大福パフェ」を追加できます。

様々なことが起こる日々の中で、おもてなしの心にふれ、宝石のような美しいスイーツを前に久しぶりに胸が躍りました。ほおを緩めながら話す作り手の想いを感じることが、こんなにも心を潤してくれるのだと感じ、一層スイーツがおいしくなります。
ちょうど門出やお祝いの時期。それぞれの一度きりの春のお祝いに、あるいは日々のご褒美に、みなとみらいのホテルで極上のスイーツを堪能してみてはいかがでしょうか?